部屋に入っても、驚く事に私は、 泊まるだけで、朝まで何もしないんじゃないかな・・・・ お互い少し酔って、寄り添っただけなんだ そんな気持ちでいた。
部屋でも、少し話しながら飲んだ。
彼が、先にシャワーを浴びた。
出てきてベットで横になりながらテレビをつけた。
続いて私もシャワーを浴びた。
出て来ると、彼は、ベットで目を瞑って横になっていた。
あぁ、やっぱりなにもしないんだ。
安心感で私は、大きなダブルベットに横たわる彼の横に、そ〜っと入った。
私の頭が、ふわふわの枕に付くか付かないかの時、 眠っているはずの彼の腕が、私の頭の下に置かれた。
あっ! 一瞬、胸がドキンと波打った。 彼の身体が、私の上に覆いかぶさったと同時に 生あたたかい彼の舌が、私の口の中へ入ってきた。
私は、不思議と抵抗しなかった。 次第に剥がれていくバスローブ、あらわになった肌を彼の手が這う
まだ、胸は、どくんどくんと波打っていたが、正常な意識が遠のき 私は、自分の腕を彼の背中に 思いっきりまわした。
なんて、吸い付くような気持ちいい肌なんだろう。 肌が合うって、こういうことなのかな。 私は、この時、それまで付き合ってきた人の誰よりも、 この感触をこの人に感じた。
この日、二人は、はじめて朝を一緒に迎えた。 そして、また身体を重ねて、その快楽におぼれた。
これが、二人の始まりの日であった。
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