ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年09月15日(月) 第34章 不安な気持ち(part1)

次の日から、なにをやっても、うきうきとしている自分がいた。

あきらちゃんと会った事で、昨日までのモノクロの世界に
さまざまな色がついた感覚であった。



しかし、再会して、たった一回だけあきらちゃんと会っただけ。
あきらちゃんにとってはただの懐かしい気持ちからくる行動だったのかもしれない。
ほんの少しの不安もあった。




その週のうちに、再び彼から電話があった。

「いま、仕事中? 今日、会おうか」
「うん」
私は、うれしさで、その時間までが待ち遠しくて仕方なかった。



仕事が終わってから、私たちは、落ち合いお店への道を歩いた。


こうやって、また電話がかかってくるということは、
あきらちゃんはこれからずっと私と会うつもりなのだろうか?

そんなことを考えていると、 三叉路を車が横切りそうになっていた。

ふいに、あきらちゃんが私の手をとり、ぎゅっと握って、小走りした。

そのあとも、ずっと手を繋いだままである。


あきらちゃんは、もう付き合っているつもりで、私と会っているんだろうか?


二度目のデートは、ずっとそんな疑問の中で過ぎていった。



その日のお酒の席で、あきらちゃんは、ドキッとするような事を言った。

「あっそうそう。そういえば昨日、偶然に山上君に出会ったよ。
俺とりかの会社の近くで、働いているらしいんだ。偶然だよな。」


あきらちゃんは、私と山上さんがかつて、付き合っていたことは知らない。


「りかちゃんも、この近くの会社で働いているんだよ。
って、言っておいたんだ。
りかちゃんと会いたいなあ。会社近くだったらいつでも飲みに行ったりできるしって、言ってたよ。」



山上さんも、近くの会社にいたなんて。


正直な話、もう会いたくはなかった。

過去に抱いていた山上さんへの恋愛感情は、今すっかり、失われている。



「ほんとに。懐かしいねぇ。
でも、なんか、私はあんまり会いたくないな。なんとなく」
私は、何気ない言葉でやんわりと、
山上さんの言葉に対して拒否の気持ちを示した。




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