2003年09月29日(月) |
第41章 謎の空白(続き) |
その旅行が、あまりにも楽しく、幸せであったため、 その年、もう一度だけ、安上がりの旅行を計画し、 夏を楽しんだ。。。
旅行がおわると、8月も終わり、秋が近づいてくる。。。。 そうしたら、本格的に住むところを探そう。私は、そう考えていた。
ところが、
いつもなら、週に、最低でも1,2回は、あきらちゃんから連絡があった。
しかし、旅行から帰ってかれこれ二週間たっても、連絡はなかった。
始めは、お盆休み明けで、仕事がバタバタしているのだろうと、 気長に待っていた私であったが、日が経つにつれ、あまりの連絡のなさに 不安が募った。
なにかあったのだろうか。
それとも、私の事が嫌いになったのか? でも、最後に会った二度目の旅行の時も、喧嘩したわけでもなかったし、 むしろ、あきらちゃんの方が、名残惜しそうにして、帰っていったくらいだった。
三週間たった。それでも連絡はなかった。
私の方からは、敢えて連絡をしなかった。 お金も貸しているんだから、いつか連絡はあるはずだ。 なかったら、私が馬鹿だったとあきらめるしかないのだろう。。。。。
連絡がなくなってから、ほぼ一ヶ月が過ぎた頃だった。
あきらちゃんから、電話があった。
第一声は、「怒ってる?ごめん」だった。 「ちょっと、いろいろあってね。今日、会えないかな。話があるんだ。」
私は、半分あきらめかけていたあきらちゃんからの電話に 喜び勇んで、出かけて行った。
会って、お店に入り、開口一番に彼が口にしたのは、 「りか、一緒に住まないか?」だった
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