ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年09月30日(火) 第42章 重圧への恐怖

驚きのあまり、次の言葉が見当たらない。


とにかく、頭の中を
どうして一緒に住めるの?奥さんは?子供は?
一体、どういう意味だろう?
ただ、疑問ばかりが駆け巡る。




驚く事に、一ヶ月会わない間に、彼は、離婚の話を進めていたのだ。



その時点で、まだ、書類上の手続きは終わっていなかったが、
とにかく、離婚することは、決まっているようであった。




思えば、彼と、初めて出会ってから、7年間。
私たちは、会っていないときも、気持ちの上で、なんらかのかかわりを
ずっと持ち続けていた。

偶然、再会できたときは、運命さえ感じた。
それは、彼にしても、同じ気持ちであったようだ。

再会してからは、彼の私への接し方が、以前とは随分違って、
もっと、気持ちの上で深いものになっていた。


再び、私と会う様になってから、まだ日が浅い頃から、
離婚を考え始めていたらしい。

それに加え、私が、大きなお金をあきらちゃんに貸したこと。
そして、これからの、不安を思い切ってぶつけてしまったこと。
それらが引き金となり、彼の決断を固いものにしたようであった。



意外にも、私は手放しに喜んだわけではなかった。



もし仮に、子供が成人していたり、もしくはそれに近い歳なら、
多少の後ろめたさはあったとしても、手放しで喜んだであろう。
彼には、まだ小学生の幼い子供が二人もいる。
それに、その幼い子供を抱えて、これから先、生活していかなければならない奥さん。
それを考えると、私には、その犠牲を抱え込む強さはなかった。

そして、そんな家庭を手放して、自分の意思を貫くあきらちゃんに対しても、
正直、いいようには思わなかった。

自分のしていることを考えれば、かなり矛盾しすぎているが、
いざとなると、私は、その離婚話に重圧を感じた。


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良心からくる思い、と言ってしまえれば、まだ格好はつくのだろうが、
そうではなく、その大きな事態の根本に、自分があるという事実が、怖かったのだ。


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