ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年10月15日(水) 第49章 信頼できるお客さん(part1)

身体の事を気遣いながら、少しづつ、普通の生活に戻していった。

その後、数回、経過を診るために病院へかよったが、順調に回復した。


ただ、精神的には、まだまだ脆く、一人になると、必ずと言っていいほど
不安や、悲しみに襲われ、家に帰って一人で泣いてしまう事は、日課のようになっていた。



今度の、休みの日は、久しぶりに実家に帰ってみよう。。。。。


私は、久しぶりに実家に帰った。
両親の仕事が休みの日でもあったため、結婚した妹が、小さな子供を連れて、
遊びに来ていた。まだまだ話すのもやっとな幼い子供。。。


もしも、私の赤ちゃんが、おなかの中で生きていたら、
今頃、どうなっていたのかな。
あきらちゃんに話したら、産んでも良いといってくれたであろうか。。。


私は、その妹の子供に、周りからあきれられるほど、かなりな愛情を注ぐ。
子供は、そう言う所には敏感だから、私の愛情を感じ取って、
お姉ちゃん、お姉ちゃんと、私に、誰よりもなついている。

もしかしたら、あの時の赤ちゃんへの想いをその妹の子供に
注いでしまうのかもしれない。




久しぶりに、家族に囲まれ、暖かい食事をとった。
何ヶ月ぶりかに、心からホッとした。
落ち着いた。。。

しかし、私も、あれだけの事を言い切って、家を出たのだ。
生活するのもやっとなんて、
口が裂けても言えなかった。
ましてや、流産までして、夜働いていることなど。。。

その夜は、実家に泊まって、次の日、父が、家まで車で送ってくれた。



「コーヒーでも飲んでいく?」
私の言葉に父は、「少し、生活ぶりでも見てみるか。」
そんな冗談を言って笑った。

しばらく離れて暮らしたせいか、いつの間にか、
父とすごく素直に会話をしている自分に気が付いた。


帰りがけに、父が、私に言った。
「なにか、困った事があったら、いつでも相談しに帰ってきなさい。
どんな時でも、家族なんだから。。。。
いつでも家族は、りかの味方なんだから。。。」

暖かい言葉だった。涙が出そうだったが、こんなところで、涙を流せば、
心配をかけてしまう。。。。
ぐっとこらえて言った。「ありがとう。大丈夫だってば」


やはり、親である。
黙っていたけど、何かを感じ取っていたのかもわからない。。。





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