最近、ささやかな幸せについて、前にもまして考えるようになった。
そういう事を考えていると、涙があふれてきたりする。
今日は、すごく久しぶりに、母と公園を散歩した。
すごく近くにいる、母であり、 すごく近くにある、公園なのに、私は、ここしばらく どちらとも、向き合っていなかった気がする。
公園は、まるで私のお庭みたい。 すぐ近くにあって、当たり前みたいにずっとずっと 私が小さい頃からそこにあった。 すごく広くて、でも、こんなに大きな公園が 私の家のすぐ前にある事を、 いつしかあまりありがたいことと感じなくなって。
散歩すらしなくなって。
でも、思い出したように、散歩すると、 懐かしい顔をして、公園は出迎えてくれる。
たった何十分かの散歩だったけれど、 本当に楽しいと思えた。
そういう当たり前のことも、いつか当たり前でなくなる日が 来るのかもしれない。 大事な事って、何かお金を出したり、 すごく努力して手に入れるものとは限らず、 こうやって当たり前の顔をして、何気なく 日常生活の中に、存在しているものなのかもしれない。
私がそういった幸せに鈍感にならないように 神様が、いつも私の心を感謝の思いで溢れさせてくださるように。 どんな小さな事の中にも、そういった思いを持つことが 出来るように、心から心から願う。 そして、今与えられている環境、そして流れていく時間を 大切に、いとおしむ事が出来るように。
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