LOTUS BLOOM 通信(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>
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夜7時から、新しい会社で今後のことについて相談。先方は上司となるSさん、人事、それにSさんの部下で、やはり最近入社したという女性の3名。
「たぁさんは休職されているということですけど、実は私も紙一重なんですよ。効うつ剤は今のところ拒否しているんですけど、効不安薬を飲みながら、何とか仕事してる状態なんです。」とSさん。
今の部門は自分が立ち上げ、お客さんもついてなんとか軌道に乗りかけたが、会社や個人の事情で2人が離職して、今は1人体制なのだと。ただ、新規は断ってもリピートのお客さんは大事にしたい、という一念で、ギリギリ何とか持ちこたえているらしい。
「こう言ったら怒られるかもしれないけど、たぁさんとボクは似たタイプだと思うんだよね。頼まれたらイヤといえないでしょ? どんなに大変で案件が重なってても、それぞれについてそれなりのこだわりをもってて、中途半端で終えるってことができないでしょ? 期待されてるのがわかると頑張っちゃうでしょ?」
確かに似ている。っていうか、そっくり。
「だから、たぁさんの気持ちもよーくわかるんだよ。しばらく離れてたから、仕事がしたくてうずうずしてるでしょ?でも、最初から飛ばすのはやめてね。それはボクのためでもあるんだから。」
調査の案件は、一つ自分で始めると、人に教えてやってもらうよりは、大変でも自分でこなした方が楽な場合が多い。Sさんが抱えている仕事はまさにその状態。だから、人に早く入って欲しいのはやまやまだけど、仕事や会社のことを教える時間がなかなか取れなくて、「せっかく来てもらっているのにやってもらうことがない」と思うと、それがまた彼のストレスになってしまうのだとか。その気持ちもよーくわかる。
今日の話し合いで決まったこと。 ●私の初出勤は12月8日(水) →この日だと今のところSさんの外出の予定が入ってないから、少なくとも午前中は面倒を見られるから。 ●1月末までは「アルバイト」待遇で、周りには「派遣」と紹介する →Sさんが多忙なことを社内の人が知っているため、「正社員」として入ると社内からのいろいろな要望が私にふられる可能性があるため、それを避けるため。 ●正式入社は暫定的に2月1日。ただし、様子を見て、1月中旬頃にもう一度話し合いをして決定する
「最初にアルバイトとして入ってもらうのは、決してたぁさんを試したいとか、そんなつもりじゃないんです。あくまでも、私の心理的な負担を軽くするため。そう思ってください。私が忙しくしてるのに自分はヒマだ、とか言って負担に感じないでね。それで『じゃあ、仕事をつくってあげなきゃ』っていうのがまた私のストレスになるから。できることはどんどんお願いするし、同行とかもしてもらって、慣れてもらえるような環境はつくっていこうとは思っていますから。製薬会社に新入社員が入ったときにMRの資格を取るための教材を用意しておきますから、時間があるときにはそれを読んだりまとめたりして、勉強して過ごしておいてくれればいいからね。」
ホント、お互いの気持ちが手に取るようにわかりあえるみたい。ここまで感覚が似ている人が上司、というのはすごく心強い。
「アルバイト」の間も待遇面では正社員と差がないように配慮してくれるというし、正社員になっても残業時間もしっかりつくし、残業が一定の時間を越えると産業医と面談して指示を仰ぐことになっているという。今までの状況から考えると、まるで正反対の待遇だ。私の主治医の先生もこれなら安心して送り出してくれるだろう。
「では、こちらでお世話になりたいと決めましたので、どうぞよろしくお願いします」と挨拶すると、 「こちらこそ。このたびは選んでいただいて、ありがとうございました。仕事は大変だけど、面白いことは保証しますよ。でも、くれぐれも最初から飛ばし過ぎないようにね。」
「理想の職場」というのは存在するのかもしれない。初出勤が待ち遠しい。
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