遠くにみえるあの花火に
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2004年12月18日(土) 早起きの朝

朝焼けの美しい朝。
おはよう。と、まるで小鳥のさえずりみたいなキスで目覚める。

ちちち、てゅりゅりゅ、てゅりゅ。
表でほんものの小鳥たちが鳴いている。

ハム、たまねぎ、チーズをのせてトーストした食パン。
ほうれん草とエリンギのバター炒め。
それから、りんごと紅茶。

それらをほおばってから、朝7時のお洗濯。


早起きをすると一日が長く感じられて幸せ。
今日は何をしよう?何を着てでかけよう?
そんなことを、朝の光の中でぼんやりと考える。

朝ぼんやりしていると、いろんなことを考える。
ぼんやりしすぎて、時々、余計なことまで考えてしまったりもする。
昨夜の、
くちびるをぎゅっと引き結んで、眉根を寄せて歩いた夜の街のことなんかを。

けれども、そういったこともふっとよぎるけれど、
忙しく掃除機をかけたり、ぞうきんがけなんかをしていたら
またすぐに忘れて、鼻歌なんかが自然に飛び出しくる。

基本的に、私は忘れっぽくて幸せ者なのだ。


早起きは幸せ。
予定のない休日にする早起きは大好き。

朝寝ももちろん好きだけれど、
健やかな暮らしをしていると思える、こんな冬の朝の空気に触れられることが
何よりも幸せだ。


今日はまだ少し残っている仕事をやっつけようと思う。
それから少し買い物にも行こう。

夜は久しぶりの同窓会。
結局人数はそんなに集まらなかったけれど、
それでもとても楽しみ。

女の子たちは、相変わらずオシャレでかしましいのだろう。
きっとまた、女の子っていいね、と思って、影響を受けて帰ってくるだろう。
マニキュアを塗ったり、香水をつけたり、
ふわふわのコートを羽織ったり。

かわいらしいスカート、華奢なヒール。

想像するだけでもウキウキする。


朝の光はいろんなことを楽しい気持ちにさせてくれる。
今日はどんな一日になるだろう?


さて、
パソコンを閉じて準備にとりかかるとしよう。




*




がーん。。。
ずずずーん。。
とても心地よい朝のはずだったのに、
ショックなことがひとつありました。

ショックっていうか、自分のバカさ加減に笑ってしまう。
くつくつくつと、思い出せば出すほど、
笑い話になっていくことなんだけど・・・。



朝、ここちよく掃除を終え、
そうだ、今着ているものも洗濯してしまおう!
そんな風に思ったのが、そもそもの始まりでした。

今朝の私はフリースを着て掃除機をかけていました。
家の中だって冬は寒いので、私はいつもTシャツの上にフリースという格好。

そうして、そのフリースのポケットの中には、
ケータイ電話が入っていました。


いつもケータイのアラームを目覚まし代わりにセットしているのだけど、
今朝はそのアラームよりも早く起きて行動していたので、
掃除機をかけている時にそのアラームがぶるると震え始めたのです。
ソファの上に置いていたケータイを拾い上げてアラームを解除し、
そのまま、フリースのポケットへ、ひょいと入れたのでした。
それが、あとの祭り。


そのことをすっかり忘れて、ポケットの中にケータイを入れたままぽいっと、
洗濯機の中へフリースを放り込み、
後はがー、がーと、回転する洗濯機に何もかもをゆだねたのでした。


そうです。

ケータイを洗濯機の中できれいにきれいに洗ってしまったのです。


それっきり、私のケータイはうんともすんとも言わなくなってしまいました。



ケータイをポケットに入れていたこと、すっかりすっかり忘れていたのです。
忘れっぽくて幸せ者、なんて書いた後だけに、
余計に自分が笑えてきます。


修理をすれば、一週間でケータイ電話は戻ってくるそうだけど、
もちろんデータは全て消えてしまっています。
私のわずかながらの友人のデータは、きれいさっぱり消えてしまいました。

うん、でもね。前に使っていたケータイのデータを
手作業でまた入力すればいいから、大丈夫。
大丈夫なんだけど、ねぇ。


それにしても、脱水までして、ハンガーにかけてベランダに乾して、
出かけるときにようやく、あれ?私ケータイどうした?
と、気づいたのでした。


ばっかだなぁ。。。ははは。












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