遠くにみえるあの花火に
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2005年02月19日(土) ドーナツと珈琲

やっぱり、ドーナツには珈琲だと思う。


ドーナツおいしいなぁ。
珈琲おいしいなぁ。

きょう3杯目の珈琲。
無性にドーナツが食べたくなって、
自分で揚げたドーナツを食べながら珈琲をすすっている。

雨の日。

フローリングの床は底冷えがして、
台所でドーナツを揚げながら立っている両足のくるぶしあたりに、
冷気がまとわりつくのがわかる。
けれども手指の先は、油の匂いであたたかい。





あの地下の喫茶店で、珈琲とドーナツを注文するところを想像する。

私はひとりきりでいちばん端のスツールに腰掛け、
カウンターの向こう側のひどくごちゃごちゃとした、
私にはさっぱりわからないCDの群れやウィスキーのボトルを眺める。

何度も読み返した文庫本をぱらぱらとめくり、
印象的な言葉のつながりをいくつか目で追い、記憶の中にある物語を追う。

そしてふと、思い出したように珈琲を口に運び、
ドーナツを小さなフォークで切り分ける。
ドーナツは甘く、しっかりとしていて、それでいて軽い。

物語の中の時間と、喫茶店の中の時間とを、見比べるように店内を見回す。
アルバイトの女性。珈琲に神経を注いでいるマスター。
私はひとつ、深く息を吐き、ここは満たされる、と思う。





**



左眼が不調。
黒目と白目の境に、赤い血がぽつりとある。
水曜の夜あたりから目が赤くて、木・金と、違和感を感じながらも
コンタクトレンズを装着して仕事にはげむ。

違和感はあるし、まぶたは変なふうにしまりがなくなって、
二重まぶたのはずが、幾重にも細かな線がはいってる。
かゆくはないし、それほど痛くはない。
コンタクトさえしていなければ、さほど問題ではない。

だからきょうは朝からずっと眼鏡をしている。

眼科に行こうと思っていたけれど、あいにくの雨で、
私の足は家からまだ一歩も出ていない。








愛知万博に行こうと思って、前売りを買った。

そういえば中学生の時、行事委員というのをしていた。
おまつりごとを、「やろうやろう」と言い立てるのが好きらしい。
なにかにつけ、イベントごとが好きなのだと思う。


愛知万博。
全然盛り上がってないみたいだけど、私は今からとても楽しみ。
キッコロとモリゾーって、案外かわいいと思うんだけどな。



**



そろそろ「お花見」をしたいなぁと思うのだけれど、
まだみんなの心はそこまで行っていないだろうか。
もちろん今すぐじゃなくて、3月末とか4月あたまにやるんだけど、
今からお花見の打ち合わせをしたいなぁって。
気が早すぎるだろうか。



どこでやるか、とか。いつやるか、とか。
夜桜も素敵よね、とか。
桜の見えるカフェでお茶会なんてどうだろう、とか。

みんなで一品持ち寄りなんていうのも素敵よね、とか。
お酒はどういうのを揃えようか、とか。


もちろん桜が一番肝心要だから、桜の咲きぐあいを日々うかがって、
今週末だ!とねらいを定めたりするのとか。




考えただけでうきうきする。
そういうのを、今から誰かとわいわい話して気分を盛り上げていくのが
また楽しいと思うのだけど。

こんなにうきうきするのは私だけだろうか。







外はまだ雨。

うすらさむそうな空の色をしている。



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