遠くにみえるあの花火に
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2005年05月11日(水) 母の目じり

この間ひさしぶりに母とふたりだけでお茶をしました。
仕事の話を楽しそうにする母の、目じりに刻まれたいくつもの深いしわばかりを眺めていました。
母と向かい合って話をしているのに、
私は母の向こう側ばかりを見つめているような感覚がずっとしていて、
年齢のせいですこし濁った瞳をみることができずに、目じりのしわばかりを見ていたのかもしれません。

少し前の母にくらべて、ずいぶん優しい目をしていました。

私は自分がどういう表情をしているのか、あるいはしたらいいのかわからず、
ずいぶん戸惑ってしまいました。
泣いているのかしら?とふと思ってしまって
泣きそうなのは自分だということに気づいたのでした。


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