遠くにみえるあの花火に
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2005年08月22日(月) 麦ふみクーツェ読了。父の誕生日でしたが・・


旅をおえた次の日は、なんとなく背中がふにゃりとする感じがする。
「なんでもないよ」という顔でいるけれど、
本当はまだ昨日の興奮が体の内側に残っている。

ふわふわとした一日の終わりに、父のところへ出かけていく。
父の誕生日にもかかわらず、母は旅行に行っていていなかった。
父自身も半分忘れていたようで、
「誕生日だから来た」と言ったら、
鼻から息をもらして力の抜けた顔で笑った。

ふたりきりで短い晩餐。
「なんにもないけどおめでとう。」をしつこく言って帰る。

翌日に飲みに行く約束だけとりつけた。





なんとなく歯が痛む気がする。
歯というより歯の周りの歯茎が。
私は親知らずをかかえていて、そこが痛いのだった。






読書タイム。


「麦ふみクーツェ」を読み終わる。
最終的にはとても晴れ晴れとした気持ちで読み終えることができ、満足。
文庫判を読んでいたのだけど、最後の解説が栗田有起さんだった。
解説がまたすばらしくて、うれしくなる。

この本を読みながら、
私はやっぱり変な人と言われてもいいや、と思えた。
へんてこでも、人生は前へ前へと進んでいくことがわかったし、
前へ進むからには、自分自身のことを認めてあげるしかないんだなと。


ひらきなおるってわけでもなくて、スマップの歌みたいに、
「もともと特別なオンリー・ワン」ってことを意識しようかなと。
(8/21、8/22とも8/30UP)



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