遠くにみえるあの花火に
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2005年08月25日(木) だからつらかった、でもちょっと楽になった。



ずっと心の中にあった不満を、ようやく吐き出すことがきた。
吐き出したらずいぶんすっきりしたし、
また、その不満が私だけ感じていたものではないことがわかった。

最初は違和感だったと思う。
違和感が、怒りになったり、悲しみになったり、憤りになったりして、
しまいには諦めになっていた。

諦めて、それ自体を最初からなかったもののように考えようとしていた。
違和感だと感じたのは、私の気のせいだと。




諦めてから、ずいぶん経っていた。

ずいぶん経っていたけど、やっぱり心の中に違和感は存在しつづけていた。

その違和感から発生した怒りや悲しみや憤りは、不快感になって、
諦めとともに、ただ単に遠ざけていただけだったことに気付いた。

ひょんなことで、それを吐き出した。
そうしたら、それは私だけが持っていたものではなかった。

ずいぶん気持ちが楽になった。
これでまた、元通り、遠くへ遠くへ追いやって、なかったことにできる。

解決なんてないのだ。それはわかってる。
吐き出して、だからどうなるってことはない。

でも、もっと楽な気持ちで遠くへ追いやることができる。
きれいにダンボールの中にしまいこんで、押入れの、奥のほうへ。

このことは私にとって新しい展開だ。
何も解決はしないけれど、単純に言えば「安心」した。

吐き出すことで恐れていたこと―裏切るとか傷つけるとか悪い噂がたつとか―は、
なにもないことがわかった。
一人で抱えていなくてもいいことだった。

だから、よかった。





私はいつも、怒りは誰かに話して発散するし、悲しみは泣いて発散する。
だけどそれがずっと、このことに関してはできなかったのだ。

だからつらかった。
でも、ちょっと楽になった。




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