東京は雨続き。朝どんなにブローしても出社する頃にはばほばほになるので不快なり。だけど、小雨でひとつだけいいなと思うこと。最近は帰りがずっと終電なので雨もやみ、シンと冷えた空気の中を帰るわけで。てくてく歩いているとどこからともなくキンモクセイの甘い香りがする。誰の小説だったかこの香りを「歯が痛い」と表現していたがそこまで強くはなく。泣きたいような切ない感じのするこの香り。ほんとうの秋がくる、としみじみ思う真夜中の家路。