ふつうのおんな

2005年06月21日(火) 昼と夜

昼は大丈夫。
会社の人と過ごしてると思い出すことはあまりない。
だけど夕方17時頃には必ず時計が気になる。

病院には朝直行するか 夕方17時過ぎに会社を出て通っていたから。

そして夜

そう遅くない時間に帰宅してオットが先に寝つく。
その寝息を聞きながら 母の寝息を思い出す。

母の寝息から誕生日の朝私にしがみついて28日まで生きられた喜んだときの姿が浮かび
モルヒネをふやしたころの錯乱の様子へとかわり
「えっちゃん たすけてよ」
と病室に入ってきた気配だけでこちらに背を向けたままそれを私とわかって訴えてきた声を思い出させる。

拘束した両手
苦しげな呼吸
吐き出すものの異様な色
唇の乾き

フラッシュバックのように浮かび「お母さん縛ったりしてごめんねごめんね」という言葉だけが頭に浮かび涙がとまらなくなる。

毎晩ではない

そういう夜の前に帰途の電車の中でふと母を思うと 夜その続きが来るのだ

3,4日に一回くらいのことだけど 思い出すたびに涙が出なくなるのはいつになるだろうか。

chick me
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etsu

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