ふつうのおんな

2006年06月04日(日) 話をしてきました

お墓で母にずっと詫びていました。
私はこれから 実家とのある種の決別宣言をします。
私の止まらない涙を皆は母への慕情だと思っているだろうけど これは詫びの涙です。

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妹を泣かせました。

父も目を真っ赤にしていました。

私の選択は子としては間違っているのかもしれません。

だけど 今はこうしなくては前に進めないんです。

父は「わかった。彼から連絡が来れば無視するようなことはしない。普通に接する。だけどお父さんから連絡することはしない。」と言いました。
本当は色々と夫に言いたいことがあるでしょうが。

妹は唇を戦慄かせながら「おねえちゃん おねえちゃんは幸せ?幸せなら もう何も言わないよ」と言いました。
私が「幸せだよ。」と答えると「わかった。」とまた涙を流していました。

幸せ、というのとは少し違います。
夫と向き合って生きていくことで幸せが新しく生まれることに期待したいのです。

最後に父は言いました。

「夫婦は互いの欠けている部分を補い合うものだけれど、お前たちは同じところが欠けているから うまく埋めていけないかもしれない。
相手を気遣うことと無理をすることはまったく違う。
この先お前が無理をしたり、彼に無理をさせたりするようであれば お前たちは互いに手を離すべきなのかもしれないよ。
それが彼の新しい幸せに通じることもあるし、お前も新しい道を切り開くことに通じるかもしれない。そのことは覚えておきなさい。」

父だっていつまで元気でいてくれるか分からない。
そんな父に私はこんな思いをさせて ほんとうに不出来な娘です。

ごめんなさい
ごめんなさい

でも私は1つ荷物を下ろしたように体が軽いです。

もう実家と夫とのことで悩むことはない。
それだけで 明日という日が来ることをうほっとした気持ちで迎えられそうです。

私と夫はインドか南極に行っている、という風に思ってくれれば一番いい。
簡単にあえないけれど 生きている 元気でいる そう思ってくれれば。
勝手な言い草ですが。

chick me
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etsu

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