にゃも日記
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2004年08月23日(月) 回顧録2

電話では、敬語が苦手な私は、思い切りタメ語。
しかも彼女に、呼びやすいからとニックネームまで。
確かに、マジに取れば「また嘘か!」とムカつくことがあったが、
全部笑い飛ばした。すると彼女も吹き出した。
録音したものを後で聞いたのだが、本当に私はゲラゲラ笑っていて、
もらい笑いをしてしまうような内容だった。

話の流れで、地域の名産品など食べたくないかという話になった。
ネットは、自宅にいながらにして、別の地域の人と知り合うことが出来る。
そういうのがいいんじゃないか〜というのを、また実感し、また彼女に話した。
彼女は海が好きだという話、私の地元に泳ぎに行ったら雨だったという話、
そんな和やかな話も出来た。
ツレ状態であった。

彼女はその後も頻繁に「自分ではない他人」を出してきたが
そこが私の気になる所だった。
特に出す必要の無いところで、でてくるからだ。
試されているというか、(何度出されようと私には問題ないことなのだが)
何か意味でもあるのだろうかと考えた。
そのからくりこそが、彼女の問題点なのではないかと。

いや、でも、私はあなたにしか用はないし、中の人が何人いても
今こうして話してる人が重要だから。
というと、彼女はありがとうといった。
その意味は。
私は精神化医ではない。専門家でもなければ、プロファイラーでもない。
ずっと彼女を見てきたわけでもない。だから私なりの解釈。戯言。

彼女に不足しているもの、それは
自信と他人を信じる心。
根底での交流。
頭では分かっていても、心が付いていかない。
手っ取り早く自分の存在と交流を実感できるのがネットバトル。

しかしその先には何が待つのか。
私には、どうすることも出来ないし、するつもりもない。
彼女が乗り越えていかねばならないものだから。

私も緊張したが、彼女は気さくに話してくれた。
もちろん自分であるとは直に認めなかったが、話す中で真実があらわになった。
それで私は満足だった。
虚言もあろう。真実もあろう。
しかし私には、今ここにいる彼女という存在が全てで、
後に付属するものなどはどうでも良かったのだ。

集団的には、私のこの行動は非常に興ざめかもしれない。
内容は、ある人からすれば、非常に腹立たしい嫌なものかもしれない。
直に認めてはいないのだから。
逃げ道を作っては自責から逃れているのだから。

しかし私が求めていた承諾と確認はできた。
私の意志と考えを伝えることが出来た。
だから、これでいいと思っている。

電話の後で、彼女とメッセンジャーで話をしたときに
彼女はごめんねといった。
私は、もうええといった。
今は、もういい、無かったことには出来ないことだが、今は忘れろと。

私は集団とは元々関わりが無かった。
とてもお世話になったし、力強い人がたくさんいた。でも私には
楽しむ余裕も無いし、時間も無い。心の広さも無い。
多分、笑った後に、自己嫌悪になってしまう。
いい人だからではなく、ヘタレだから。そんだけのことなのだけど。


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