24日にコレ打ってるけど・・21,22日のこと(ユニ子視点) - 2004年08月22日(日) ユニ子は21にち土曜日の午後、たかこの会社のアドレスに、会いに行くとメールを送って、電車に乗るべく駅に向かいました。 本当は九時台の電車に乗り込むつもりだったのに寝坊しました。七時に目覚ましかけたのに。 行き先は、たかこの勤める会社がある町の駅で、目的は、上司に辞めることを言えたかどうか、たかこに直接聞くためです。 電車に乗るのは一年ぶりで、ユニ子が初めて乗る路線でした。電車の中で、セブンイレブンのミニ冷やし中華をはじめて食べました。うまかった。 たかこが前に、美味しいって言ってたから。 会社の場所が分からなかったから、終業時間の二時間位前について、人に聞くなりして会社の場所を探すつもりでした。 目的の駅に着いて、電車を降りた直後に、休憩中のたかこから電話が来ました。 会社が今慌しくて、とても話を切り出せる状況じゃないと知ったので、ユニ子はそのまま、次の電車で帰ろうと思いました。帰りも電車のつもりだったし、時間も調べてから来たから。 ユニ子の目的がその時点でなくなったから。 だから、たかこに、送るからと言われてユニ子はびっくりした。 図書館で待っていてと言われたんだけど、たかこが来る時間まで二時間近くあったので、ふらふらとたかこの勤める会社の近くまで行って見て、たかこの車を見つけてなんか恐くなってすぐ駅の方に引き返して、とりあえずお風呂に入っていなかったユニ子は、銭湯を探したけどなくって、髪の毛だけでもどうにかしたかったので、ふらふらしてて見つけた美容室でシャンプーとトリートメントをしてもらいました。 少し気分がふわっとした。 たかこは仕事が終わって駅に車で来ました。ユニ子はポストの隣に立っていて、クラクションでたかこが着いた事を知って、恐くて恐くてなかなか近づけなくて、車にも乗り込めなくて、もうこのまま電車で帰ると言ってしまおうかと思ったら、窓が開いて、たかこに、乗らないの?と聞かれたので、頭が真っ白のまま助手席に乗り込んだ。 何を話したらいいか分からなくて、しばらく黙っていた。 たかこが家に電話を掛けて、たかこのお母さんに、今日ユニ子をたかこの家に泊めていいか聞いてて、またびっくりした。 結局たかこの家には泊まれないことになって、だけどとりあえずたかこは制服を着替えないといけないので、一旦たかこの家まで行くことになった。 家までの時間はなんか世間話をしていたと思う。その日にあった大きな花火大会のこととか色々。 たかこの家の手前で車を停めて、そんなに時間が掛からないから待っててと言われて、ユニ子はひとり車の中にいたんだけど、なんだか時間が長く感じて、このまま車で帰れって電話来るかもとか、ここから一番近い水郡線の駅まで歩けるかなーとか色々と暗ことを考えていて。 だけど、このまま帰ってしまったら駄目な気がして、家を出る時に、ちょっと駅まで出かけてくると言ってでてきたユニ子は、家族(妹)に、今日泊りになるってメールを作成してみた。だけど、送っていく、とたかこに言われたらどうしようとか思って、送信は思いとどまった。 打ち終わった頃に、車に歩いてくるたかこの姿が見えて、たかこが鞄を二個持って、アクセサリーをつけて、ユニ子があげたネックレスもつけてたので、あれれ何か、たかこはもしかして、ユニ子のことを家まで送ってバイバイする気はないのかなー思ったユニ子は、よしそれなら、とメールを送って、ドアを開けたたかこに、今日泊り大丈夫?と聞いてみた。 そしたらたかこが、あっさりと「うん」とか「家には泊まりになるかもって言ってきた」と言ったので、ユニ子は拍子抜けした。 せっかくだから、那須の方に行ってみようという話になって、出発した。 たかこはもう、ユニ子に対して冷めきっていると思っていたから。 もうどうでもいい相手とは、わざわざ遠出したり泊ったりはしないだろうとその時思って、少し緊張感がほぐれた。たとえこのままラブホに入って、なんだか気まずくなっても、それでも一緒に居てくれるならそれでいいやと思った。 途中セブンイレブンに寄って、飲み物とパンを買って、でもまだユニ子はおびえていた。 だから、ご飯やお酒を買うために寄ったジャスコの駐車場で、たかこにキスをされた時は、ぼろぼろ泣いてしまった。 たかこは驚いていて、ユニ子は泣きながらもソレにびっくりした。 もう、たかこからキスとか抱きしめられたりとか、そういうのはないんだろうと覚悟していたので、だからとてもびっくりして、だけどそれ以上に嬉しかった。 それで一応、ユニ子の緊張感もとれたので、いつもみたいに買い物をした。たかこが、二人で食べ物選んでる時が一番幸せと言ったので、本気かよと思ったけど、確かに楽しいなー(笑) プリキュアのポーチが売ってて、二人して白が欲しいとか言ったりしました。たかこのせいでプリキュア好きになっちまった!!アニメも何度か観たし(全部ラブホで・・・)。むー!!! 買い物が済んで、駐車場でユニ子は着信があったので家に電話をしました。母が出て、父が怒っているといっていたけれど、とりあえず電話を終わらせました。このときは、この後とんでもない事態になることなんて、全くユニ子は考えてなかった。 ジャスコの駐車場でセルフの給油をして、ユニ子が挑戦してみました。ちゃんとできたと思うんだけど、蓋を締めすぎだとたかこに笑われた。 そのあとは、ラブホ探検をしつつ、那須の方に向かいました。 那須高原や塩原の市街地に入ってからは、ラブホがなかなかなくて、結局市街地から高原のほうにひとつだけ見つけたラブホに、宿泊時間を待って入りました。 別荘地にあるせいか、定番の自販機とかはなくて、部屋も小奇麗なカンジでした。お風呂が広くて浴槽内にライトやジェットバス、天井にブラックライト(壊れてたけど・・・)があって、冷蔵庫も大きくて嬉しかったなあ。 素敵だよ瑠璃ちゃん(笑) たかこが、玄関ドアのチェーンをかけて、外し方が分からなかったりしてて可愛かったなー。 お風呂でユニ子は剃刀で除毛をしてたら(泊ることになるとは夢にも思ってなかったから・・)、うっかり右足を切ってしまって、ユニ子よりもたかこがびっくりしてて、心配してくれた。 あとはいつもどおり、楽しく過ごしました。・・いや、ユニ子は駄目駄目だったけどさ。 冷凍ピラフやチキンラーメンをコーヒーカップで食べたり、あとオリンピック真っ只中だったのでうっかり観て二人で熱中したり。 日付も変わり、 3時過ぎ?に寝て、6時?に一旦おきたんだけど、布団から出られずに、たかこがプリキュア見てるのをおぼろげながらおぼえていて、起きたのは9時過ぎだった。うわーよく寝た。 家から電話が来て、従兄弟たちが今からくるから帰ってこいとか迎えに行くからとか言われて、地元の図書館(実家から車で25分位)にいることになっているユニ子は焦った。でもなんとかやり過ごした。 ご飯食べて、出る時間が迫ってたので二人でお化粧をした。 お化粧してる時間もユニ子は大好き。 でも時間がなくて、ユニ子は下地をつけただけで、髪の毛はふたりとも整えられないまま慌しくホテルを出た。 その日は、美術館二つを巡った。オルゴールと天使。なんだか、ロリータちゃんが喜びそうな所だったな(笑) 冬の頃の、髪長くてカラコンでゴシック好き全開なユニ子だったら、全身真っ黒で行ってたな。きっと。 疲れが抜けきってないたかこが心配だったけど、そろそろユニ子の地元のほうに向かうことにした。 途中ラーメンを食べて、あとはずっと車で走って(だけどラブホが自然に目に入ってくる二人)、実家に一番近いミスドで弟と妹とあと帰り道のたかこ用(笑)に色々買って、あとはファミレスに入ってしばらく過ごした。 そこでは、色々と二人で話した。今まで避けてきた事とかも言ったりした。直に話すことって大事だってとても感じた。 家の近くで車を停めてもらって、ユニ子はすごく泣いた。たかこがトランクからタオルを持ってきてくれて、鼻もかんだしとにかく泣いた。今まで、欲しかったのに、誰も言ってくれなかった言葉をたかこがくれて、とても泣いた。 思いがけず泊りになったわけだけど、とても楽しかった。 まあそのあとがかなり大変だったんだけど・・・・・・。 家がな。 -
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