HARUKI’s angry diary
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2004年09月07日(火) オレオレ詐欺にあった友人の母親の話

先週末の深夜、HARUKIと同世代の友人(♀)から電話がかかってきた。
「もしもし〜」とのうてんきにHARUKIが電話に出ると友人のくらーーーーい声が。
「母親がオレオレ詐欺にあったの…」
え?うっそーーーーーーーーーーー。

友人の話を聞くと、友人のお兄さんの息子(お母さんにとっては孫)を装ったものだったらしい。
友人の実家に電話がかかり「おばあちゃん、オレ」と言われた時に、友人母はついつい「あら、○ちゃん?」と孫の名前を呼んでしまったらしい。
内容は「彼女を妊娠させてしまい、中絶費用が必要、子宮外妊娠で命も危ないし、保険がきかず、かなりお金がかかる。こんなこと親にも相談できないのでお金を振り込んで欲しい」という基本パターンだったそうだ。
そこで犯人は「いつも使っている携帯が今使えないのでこの番号に電話をかけて欲しい」などなど巧妙な手段でまんまとお金を騙し取った。
友人母は、こんな大事さすがに親(息子)に言っておこうと思い夜になって連絡した。

友人「でね、おにーちゃん、一応息子に確認したんだって。“お前、彼女を妊娠させたのか?”って。そしたら、○ちゃんが“違う”ってことで事件が発覚したのよ」
ふむふむ。
友人「○ちゃんは“オレ彼女なんかいないんだよーーー”だって。ま、中学3年生だからねぇ」
なるほど。

さらに驚くべきことに、この犯人は、翌日もぬけぬけと電話をかけてきたらしい。
「○だけどおばあちゃん、いる?」と。
たまたま電話に出たお父さんは、正直に「今警察に行ってるけど」と答えてしまったために、犯人の手がかりにはならなかった。
でも、お母さんもお父さんも間違えるほど、この犯人の声は○ちゃんに似ていたのだろう。
被害金額などくわしいことは聞かなかったが、それなりの額だったらしい。

友人母は、HARUKIも知っているがとてもしっかりした人で、まさか…という印象がぬぐえない。
でもあってしまったのだ。

世間のおばあちゃんにとっては、孫は溺愛する存在。姑にとっては嫌いな嫁に相談せず、まず自分を頼ってくれたということもきっとうれしいことなのだろう。
さらにある程度の年齢になると多少は耳だって悪くはなっているだろうし、日常的に孫と会っていなければ、久しぶりに聞く声も、もしかしたら本人かどうか確認しにくいだろう。
こういう盲点を突く犯罪なのだ。

このオレオレ詐欺はいろんなパターンがあるらしいが、息子を装う場合は、すぐ電話を違う人に変わって、脅しに入ったり、弁護士を装ったりと種々の手法がとられるらしい。
が、おばあちゃんの場合は、友人母のパターンが普通らしい。

ここでHARUKIは考えた。
息子が母親に呼びかける場合「お母さん」「母さん」「お袋」「ママ」など数種のパターンがある。だがおばあちゃんに呼びかける場合、ほぼ99%が「おばあちゃん」。小さいときは「ばーば」だった孫も大きくなれば、そういう呼び方はしなくなる。
これがいかんのではないか?
もし母親に呼びかけるように何通りかの言い方があれば、犯人の第一声で「はずれ〜」の場合が出て来るのではないだろうか。
うん、きっとそーだ。おばあちゃんという呼び方をみなでやめればいいのだ。←そーいう簡単なことではないと思うが
しかし、なんて呼べばいいのだろう。グランマ(グランドマザー)とか大ママ(←飲み屋みたいだし)とか○○さん(←名前で呼ぶのも怪しいなぁ)とか。←いまひとつ妙案が浮かばないなぁ

ネット配信のニュースを見てみた。

(共同通信より引用 抜粋)
 息子や孫を装って電話をかけ、金をだまし取る「おれおれ詐欺」の7月の発生件数は1339件、被害額は約19億3000万円と、1カ月間の被害としてはいずれも過去最悪だったことが7日、警察庁のまとめで分かった。
 既遂は957件。1件当たりの被害額の平均は200万円を上回り、昨年の約100万円から倍増した。
 現金をだまし取るために使われた理由では「交通事故の示談金」が770件と全体の半数を占めた。次いで「消費者金融などの借金返済」の名目が391件、「妊娠中絶費用」が104件。損失補てんなど会社のトラブル、痴漢や窃盗などの示談金を求めるケースもあるという。[ 2004年9月7日22時17分 ]


ひでぇぇぇぇぇ。信じられない。
おまけにこのオレオレ詐欺を教える学校まであるというニュースも報道されていた。

こんな悪事を働く輩は何を考えているのだろう。

こういうことに頭を使う前にちゃんと働けよっ!!!!


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