HARUKI’s angry diary
DiaryINDEX|past|will
2004年11月08日(月) |
ネコはもうらものか買うものか? |
一緒に仕事をしているKさん。大のネコ好きなのだが「ネコはタダでもらう」派である。実家でネコ三昧だった彼女は、結婚して実家を出てから「ネコ飼いたい〜」と言い続けていた。 たまたま会社の先輩から「飼い主のおばーちゃんが高齢で入院したため、ネコ(ロシアンブルー)の里親を探している」という話が出た。渡りに船とKさんがそのコをもらうことになったのが、半年前のこと。
ネコを飼っている人の殆どは、ネコはただでもらうもの、または拾うものだと考えている。もちろんそこらじゅうに、ノラくんや捨て猫がいるなら話は別だが、大都会東京では、まずそういうコにはお目にかからない。だから、Kさんもこのおばーちゃんのネコをもらうことにしたのだ。
HARUKIのように、ペットショップでネコを買うなんてナンセンスそのもの、というのがネコ飼いの中では常識。 その現実は、ペットショップへ行けばよくわかる。たーくさんあるケージの中に、子ネコなんていても1匹か2匹。あとは殆ど子犬。
HARUKIも以前はそう考えていた。実は、若い頃飼っていたネコたちはみんなもらいネコだったのだ。だが、もらいネコだと元の飼い主に(たいていは子猫でもらうから)、その後「元気?」「様子はどう?」挙句の果てには「大きくなった写真見せて」といろいろ面倒なことが多数起きる。天寿をまっとうしてくれれば問題はないが、早死にでもされた日にゃ、目も当てられない。飼い方が悪かったんじゃないの?とあらぬ疑いをかけられ、非常に肩身が狭くなる。 いろいろとイヤだったので、あれ以来、HARUKIはネコは他人様からもらうのはやめようと誓った。
先週半ば。Kさんが言った。 「うちのケン(ネコの名前)、血尿が出ちゃったんですよ」(←左写真 ケンくん) えぇぇぇぇぇぇ?
HARUKI「病院行った?」 Kさん「行ったんです。そしたら尿道結石じゃないか?って言われて。次はおしっこを持って行かないといけないんです」 HARUKI「お医者さんで、取ってくれないの?」 Kさん「おしっこがたまってなかったらしくて、もし医者で取るなら数時間入院って言われたんで、家で取ることにしました」 HARUKI「どうやって取るの?」 Kさん「獣医さんは、新聞紙の上におしっこをさせて、それをスポイトで取って、容器に入れて持って来いって言うんです」 HARUKI「ほぉ」 Kさん「そもそもおしっこの出は悪いし、量も少ないんです」 HARUKI「そりゃ、大変だ」 Kさん「水をもっと飲んでくれればいいんですけど、なかなか飲んでくれないし…」 HARUKI「大体新聞紙の上でさせたら、新聞が水分吸っちゃうから、取れないんじゃないの?」 Kさん「ですね…」
それから毎晩、Kさんは帰宅するとケンくんの後をついて歩いて、おしっこをするのを待ちかまえていたらしい。←想像するとかなり笑える
今日。 気になっていたので、さっそくKさんに聞いてみた。
HARUKI「どーだった?」 Kさんは勝ち誇ったように言った。 「取りましたよ!おしっこ!」
Kさんは、とにかく水を飲ますために1時間以上もネコじゃらしでケンくんと遊び、さすがにのどが渇いたケンくんは大量の水を飲んだらしい。 そしてトイレ。Kさんは、水の吸収が悪い広告をトイレに敷き、無事おしっこを採取したとか。
HARUKI「よかったねぇ。で、医者行ったんだ?」 Kさん「なによりもショックだったのは、うちのケン、もう5歳だったんです」 HARUKI「へ?まだ2歳だか3歳って話じゃなかったけ?もらったとき?」 Kさん「ケンの正しい歳が知りたいって獣医さんに言われて、前の飼い主の家族に連絡して、以前行っていた病院を教えてもらったんです。そこに獣医さんが連絡を取ってくれて、生年月日を聞いてびっくりですよ〜」
5歳といえば立派な大人、というかネコ的にはそろそろ中高年に入る。ネコの弱点である腎臓がそろそろ弱り始める頃。
Kさん「そもそもケンは2歳のときにもう血尿が出て医者にかかっていたらしいんです。それなのに、マグネシウムが多いフ○スキーをもらい続けていたらしくてですね…」 なるほど〜。 キャットフードだって、お値段や成分はいろいろ。とくにマグネシム分が多いエサは結石が出来やすい。
Kさん「信じられないですよ〜、もう。これからは、石がたまりにくいエサに変えなさい、って言われてえらく高いエサを買わされました」
いやぁ、大変だぁ。 ケンくんがこんな騒ぎになってるなんて、きっと元の飼い主のおばーちゃんは夢にも思ってないだろう。 おそらくKさんだって引き取った時点で「自分の責任ですべて面倒をみる」と決めているとは思うのだが、HARUKIはちょっと釈然としない。だって引き取ってからまだ半年だし。 もし、引き取る前に病気持ちであるとか、年齢とかきちんと言っといてくれれば、こんな風には思わないんだろうけど。 ノラくんを拾ったわけじゃないんだから。
買ったネコの場合購入してから1年間は、変な言い方だが、保証がある。もちろん一度飼い始めたコが、病気持ちだからと言って、返品するなんてことは絶対しないけれど(ちなみにトト=^・・^=は発育不全の上にお腹に原虫がいた)。ただ1年以内に死亡した場合は、無償で新しいコがもらえるようにはなっている。
だから、他人様からもらうのはいやなんだよなぁぁ、と「ネコは買う派」のHARUKIは思うのだった。
Mikan HARUKI
|掲示板へ
ランキングなるものに参加しています。お気に召したら投票をお願い致します(汗)。↓
|