HARUKI’s angry diary
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2004年11月13日(土) |
天皇杯4回戦(清水エスパルスVS大宮アルディージャ戦) |
行って来ました、日本平。はぁ。←いきなりため息 上り調子とはいえ、来期はきっとJ1に昇格するチームとはいえ、まさかJ2のチームには負けないだろう、でも今のエスパルスの調子だとすげーーーーー不安という複雑な気持ちをかかえ、アルディージャサポの知り合いAさんを車に乗せ、日本平に行きました。 終わり。←おいおい
というわけにいかないので、気を取り直して書くことにします。はぁぁぁぁ。←まだため息出てるし
大宮在住のAさんを朝の8時半にHARUKIの家の最寄り駅に呼びつけ(笑)、出発。
予想通り土曜日の東名は、大渋滞。 このAさん、とても小柄で几帳面というかしっかりした人。 SAで休憩する度に、HARUKIもクマもコーヒーを買ったり、つまらん屋台の食い物を買って食べたりするのだが、Aさんはそういうことは一切しない。
HARUKI「コーヒー飲みませんか?」 Aさん「飲み物は持っているのでいりません」 HARUKI「お腹すきませんか?」 Aさん「朝、買って来たパンがあるのでそれで十分です」
一事が万事この調子。 おかげでHARUKIもクマも無駄な飲み食いをせずに、トイレに行くだけですべて済ます。 いや、太らない人というかお金がたまる人は違うんだなぁ(汗)。
12時過ぎに、日本平スタジアム到着。 チケットが自由席だったので、Aさんとは別れて座る予定だった。 が、Aさん「あとで落ち合うのも面倒なので、エスパルス側の席でいいですよ」と言う。 へ、そーなの?
天皇杯は、いわゆるシーズンチケットの人が来ていないのでガラガラ。 Aさん「大体3000人くらいかしらね、この入りは」 HARUKI「え?わかるんですか?」 Aさん「いつもの大宮、こんな感じだから」 あとで発表された来場者数は、3000人ちょっと。サッカー観戦歴が長いAさんの眼力にこれまた感心。
大宮のゴール裏は、それはもう淋しいもので、さすがのHARUKIも驚いた。そこで再度Aさんに言った。 「あそこで見なくていいんですか?すごく少ないですよアルディージャサポ。せっかく来たのに…」 するとAさん。 「J2のアウェイ戦なんていつもあんなもんだから、かまわないのよ」 達観しているというかなんというか。
応援団席のわきのバックスタンド側、普段だとシーズンチケットの方々で満員の自由席に陣取ったHARUKIたち。 もそもそおにぎりなど食べていると、めちゃめちゃ派手なおねーさんたちが現れた。 乳飲み子抱き、ヒールの高い靴をはき、厚化粧にブランド物のでかいバッグ。
なんだぁ?とHARUKIが思っていると、周囲の人が「お、選手の奥さん連中だね」と言っている。←あとでわかったのだが実際そうだった
まぁ、注目されるのを前提に来たのだろうけれど、TPO考えろよ。貴賓席というかガラス張りのなんちゃら席に来るならどんなカッコでもいいけど、普通の席に入ってくるなら、ミニスカートはやめてパンツにするとか、少しはかかとの低い靴にするとか、考えたほうがいいと思うけど。
午後1時キックオフ。 選手個人の技術的には、絶対にエスパルスの方が上だ。それは贔屓目抜きで明白。 なのに、なかなか攻撃の形にならない。っていうか、やる気あるのか!エスパルス!!! 立ちんぼうじゃ、攻撃なんか出来ないぞ!!
守備重視で勝ってきている大宮。堅い守りになす術がないエスパルスのむなしいパス回しが続く。
Aさんが言った。 「ウチは前半15分は、ほとんど攻撃はしかけませんから」 はぁ。 いつもなら「歌って踊って90分」のゴール裏の応援も途絶えがち。 そのかわりに野次の嵐。
前半27分。大宮が誇るポイントゲッター、バレーのカウンターをくらい1点先取される。 そうなんだよなぁ、これがJ2サッカーだよなぁぁぁ。
前半終了の笛が鳴った途端、一斉に観客席からブーイングが。 あったりまえだよ!
ちゃらちゃらとやってきた奥様連中にこのブーイングは聞こえているだろうか。
ハーフタイムに他会場の途中経過が、掲示板に表示された。 なんと!ジュビロがJFL(J2の下のリーグ)の東京佐川急便に負けているではないか!(注:最終的にはジュビロが勝ったけど) うっそーーーーーーー。
後半開始。 ハーフタイムに少しはなにか対策が練られるのかなぁと思ったHARUKIの期待を大きく裏切り、後半も前半と殆どかわらない状態。 交代で入ったノボリさん(澤登選手)が、一人で気をはいている。 なんだかなぁぁぁぁ。
周囲の野次は、怒号に変わってきた。 しかし、私らが叫んだところで、選手たちの動きが変わるわけではない。
もしかしたら、大宮に追加点が入るのでは?と正直思ったHARUKI。 見ていられない。 クマと2人なら「もう帰ろう」といいたいところだったが、勝利を目前にしているAさんを置いていくわけにもいかず、忍耐の45分だった。
結局0−1で負け。
ふざけるなぁぁぁぁ!! フルメンバーでこんな試合してて、J1残留をかけた残りの死闘3試合、勝てるわけねーよっ!!
さすがのHARUKIもキレた。
一方、Aさんは大喜び。←当たり前
Aさんが言った。 「J2の下位チームとやってるみたいな試合だったわ」
そう見えてもしょうがないよね、今のエスパルスの状態じゃ。
帰りの車の中。 Aさんは、大宮サポになる前は、レッズサポだった。←いかにも埼玉県人 レッズは、一度J2に降格したことがある。そして必死でJ1に返り咲くという苦い経験をしている。それをずっと応援してきたAさんの言葉は、聞いていて身にしみる。 「一度落ちると、ホントに大変よ〜」 わかってるってば!!
「いかに選手が逃げないようにするか、いかにJ2で勝つサッカーをするか、それが出来ないとサンガ(京都パープルサンガ)や湘南(ベルマーレ)、コンサ(コンサドーレ札幌)みたいに苦しいことになるからねぇ」
昇格目前の大宮サポのAさんの前では、なにも言えない。
4回戦の結果を見てみるとJ1の7チームが、初戦で敗退した。 もちろんどこもJ2やJFLなど下位のリーグのチームに負けているのだ。 J1のチームに勝ったあるJFLのチームの選手が言っていた。 「J1のチームと試合をやる機会なんて普段はありませんから、絶対勝ちたかったです」
そう、この気持ちが大事なのだ。 サッカーは力量の差だけでは勝敗が決まらない。「勝つんだ!」という強い気持ちと集中力とやる気で、選手の気持ちがひとつになれば、簡単に結果がひっくり返る。 だから見ていて面白いのだ。
今のエスパルスには、果たしてそれがあるのだろうか?
もちろん選手たち一人一人にあせりはあるだろう。なければ困るし。 でもあせっているだけでは勝利にはつながらない。 素人のHARUKIが言うことではないけれど、選手がチームメイトをお互いに信頼し、前向きの気持ちで戦いに望まなければ、絶対に勝てはしない。 そしてそれをまとめ、方向付けるのが監督の仕事だと思うのだが。
Mikan HARUKI
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