HARUKI’s angry diary
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2004年12月10日(金) ムー=^、、^=の入院

昨夜。
ケージの中でうずくまっているムー=^、、^=。ときどき吐いたり、おしっこをしたりを繰り返していた。
もちろんエサなど受け付けない。
「ムー=^、、^=、大丈夫?」と汚れたトイレの砂を片付けながら、顔を見て愕然としたHARUKI。
あれ?
ムー=^、、^=の顔がぁぁぁぁぁぁぁ!!

スコティッシュにしてはほっそりしていたムー=^、、^=の顔がまん丸になっていたのだ(驚愕)。
いわゆるムーンフェイスっていうヤツだ。

いかーーーーん!むくんでるよぉぉぉぉぉ。

HARUKIは今朝仕事が早出だったので、先に寝かせてもらい、クマは、ムー=^、、^=が寝るのを待って、早朝寝た。

今日。
クマが出勤したあと、HARUKIも大急ぎで仕事へ出た。
それにしてもこれでまる3日、ムー=^、、^=は何も食べていない。お昼過ぎに大急ぎで自宅へ戻り、様子を見ることに。

あいかわらずの状態で、もう獣医さんの言ったことなど無視して、魚の白身がペースト状になっているネコ缶を買って来て、ムー=^、、^=にやった。
しかし、まったく受け付けない。
どーしよーーーーーー。

夕方。
クマが帰宅したので車でムー=^、、^=を獣医さんに連れて行く。

調度、先客がいた。
そのおばさんは、真っ白なラグドールの子猫をひもにつないで受付の窓口辺をウロウロさせていた。

HARUKIは思わず言ってしまった。
「うわぁ、かわいい!すごい!ラグドールだ!」
普通、自分の連れているネコをほめられると大抵の飼い主は、これ見よがしに微笑むのだが、そのおばさん、むっとした顔でHARUKIをにらんだ。
へ?ほめちゃいけなかった?
っていうか、HARUKIがいかにネコバカでもラグドールは高くて買えねぇぇぇぇぇ。
いや、うらやましい。

そのおばさんは、そのコに予防注射を受けさせに来ていたようだった。
先生「お買いになったんですか?」
おばさん「いえ、違います」
先生「もらったんですか?」
おばさん「違います」
先生「じゃ、ノラですね?」
おばさん「いえ…千葉の方で…」
えっと〜、ノラでこんなきれいなはずはないだろう。
っていうか、なんではっきり答えないんだろう。

先生「もし、拾ったネコなら伝染病に感染してないか?お腹に虫はいないか?など検査しないとまずいですよ。先住ネコにうつりますから」
おばさん「予防注射するだけじゃ、まずいんですか?」
先生「どこかから引き取られたんじゃないんですか?」
おばさん「いえ、千葉の方で…」
先生「じゃ、大体の生年月日もわからないんですね?」
おばさん「はい」
ここでHARUKIとクマは顔を見合わせた。
このおばさん、怪しい、怪しすぎる。
ごく普通の日本猫ならいざ知らず、見るからに純血のラグドールだぞ。

診察室におばさんとネコが入って行った。

待っている間、キャリーの中でムー=^、、^=がニャーニャー鳴いているので、よしよしとなぜていると、ネコとおばさんが出てきた。

獣医さんは言った。
「検査の結果、病気などには感染してませんから、大丈夫です。大体生後3ヶ月だと思います。来月また注射を受けに来てください。」

おばさんは、ネコを手提げ袋に入れて、帰って行った。

さて、ムー=^、、^=。
HARUKIが「ときどき吐いて、まったく何も食べません。昨夜は顔もむくんでしまって…」と言うと、獣医さんは、「そうですかぁ」と言って診察を始めた。

獣医さん「多分、何かのアレルギーが出たんですね」
HARUKI「はぁ」
獣医さん「まだ、点滴が身体に残ってますしね。お預かりして様子をみましょう」
クマ「入院ですか…。何日くらいですか?」
獣医さん「モノを食べられるようになるまでですね」
HARUKI「はい」
獣医さん「お見舞いに来てくださいね」
HARUKI・クマ「明日また来ます」

こうしてムー=^、、^=は入院した。
はぁぁぁぁぁ。

帰り道。
クマ「多少は安心だね、これで」
HARUKI「うん」
クマ「今夜はぐっすり眠れそうだよ」
HARUKI「だね」

HARUKI「しっかし、あのおばさん怪しかったねぇぇぇ」
クマ「うん」
HARUKI「絶対、どこかにいたネコを無断で連れてきちゃったんだよ」←断定してるし
クマ「オレもそう思う」
HARUKI「きっと、大事に育てられてたんだよ。すごく手入れがよさそうなコだったし」
クマ「今頃元の飼い主は、近所中の電柱に“迷いネコ”の張り紙してるぜ」

あのおばさんの証言が本当なら、あのネコは千葉にいたのだろう。
そして今いる場所は、東京のど真ん中。
元の飼い主は、あのコにはもう会えないんだぁぁぁ。
おばさん、それはっきり言って、泥棒だよ!!

帰宅後。
HARUKIの携帯が鳴った。
仕事の電話だったのだが、クマが言った。
「びっくりしたよぉぉぉ。ムー=^、、^=になにかあって、先生から連絡が来たのかと思った」
うん、わかるその気持ち。HARUKIもかなりビビッたから。

HARUKI「獣医さんからの電話は着メロかえるね、すぐわかるように」
クマ「そうしてください。心臓に悪いから」

こうして、ムー=^、、^=は入院した。
あぁ、早く良くなって帰って来てねぇぇぇぇぇぇ。


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