HARUKI’s angry diary
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ちと昨日の続きをば。
くだんの広島戦。審判は若い人で、どうも主審をやるのは2試合目という人だったらしい。
実は、岩下にイエローが出ている。テレビで見ていた私らには、シーンとしてはボールがラインアウトして、ボールを取りに出た岩下が手を出して、広島の某選手が倒れたので、当然レッドだろうと思っていた。 が、なぜかイエロー。 なんで? 普通に考えて相手をなぐって倒したらレッドだろうになんでだろう? もしかして岩下が悪くなかったのか、それとも審判がヘボだったのか? すげーー疑問だった。
それについての岩下のコメントが昨日のSの極みというエスパルス専門サイトに出ていたので、紹介する。
いやまあ普通に(清水ボールの)スローインになって、僕が取ろうとしたら相手が踵でポーンと蹴ったんで、それたぶん審判見てたから……後から審判のとこ行ったら、「それ見てたからイエローにしたんだけど、(相手の)顔を触っちゃいけないね」って言われて。まあそうなんだけど、そのシーン見てたらね、「遅延行為になっちゃうから、相手にもやっぱイエローカード出してくれないんですか?」って言ったら、「出すべきだったのかもしれないけど……」って言ってましたけどね。まあ良く見てくれてたと思うし…… 〜中略〜 全然突いてないんで俺。こうやってポーンってやった(下から相手の顎を払った)だけなんで。全然押してないですよ。 〜中略〜 全然っすよ。あいつ(高萩)ずーっと知ってたし……同じ年で、アンダー16とか17でずーっと一緒にやってたから知ってたし、ホントは良いやつなんですけどああいうことやるもんで(笑)、ちょっとポーンっと…… (サイト Sの極み 3月8日エスパルス観察記より引用抜粋)
なんだそうだ。
よーするに、岩下がポーンってやったら相手が派手に倒れた、ってことらしい。もちろんこれは、岩下のコメントで相手選手の言い分も聞いてみないとわからないわけで、なんとも言えないが、とりあえずイエローは妥当だったのだろう。
さて問題は、西部がPKを取られたシーンと例のトリックPKである。
広島戦でのPK判定についてエスパルスは、「西部は高萩に触っておらず、高萩のシミュレーションではないのか」という質問書(他のいくつかの判定も含め)を、日本サッカー協会審判委員会に提出しているとのことです。そのような中今日付けの読売新聞で、日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長が、広島の行ったトリックPKを「反則」と断定したコラムを書いています。それが審判委員会の公式見解なのかどうかはわかりませんが、清水関係者は、「質問書に対しての回答もないまま、メディアに先に意見を載せるというのはいかがなものか」と首を傾げていました。
清水が問題にしているのは、そもそもPKの判定自体が間違っていたのではないかというもので、それによって西部に警告が出たことに疑問を感じています。ですからトリックPKについては、公式回答がない中で何も言えないとのことでした。ただ、あのトリックPKが「あり」か「なし」かについては、選手をはじめ指導陣やフロントなど誰も気づく人がいなかったのは事実のようです。かくいう私もわかりませんでした。ですからあまり偉そうなことは言えませんが、審判4人とマッチコミッショナーもいながら、誰も気づかなかったというのはちょっと問題だとは思います。
一応サッカー競技規則で関連する部分を抜き出しておきます。「第14条 ペナルティーキック」の中で、「ボールと競技者の位置」という項目がありまして、その中で「ペナルティーキックを行う競技者は、特定されなければならない」、「キッカー以外の競技者は、次のように位置しなければならない …… ペナルティーマークから9.15メートル(10ヤード)以上」とあります。そして「進め方」の項目に、「主審は、競技者が規則通りの位置につくまで合図をしない」とあります。ちなみに録画映像を見る限り、槙野はペナルティーエリアのラインを踏んで踵部分が内側に入っているように見えました。そうなると「規則通りの位置(ペナルティーマークから9.15メートル以上)についていない」ことになると思うのですが……。とにかく、審判委員会の公式見解がエスパルスに届いたらまたお知らせいたします。(サイト Sの極み 3月9日付けより引用抜粋)
おそらく今までの種々の出来ごとの経緯をみていると、あのPKの判定がくつがえることはないだろうし、ましてやPKによる得点が無しになることもないだろう。
もう、うだうだ言っても始まらない。
HARUKIの持論だが、ルールの違うチームと戦おうが、判定の仕方に問題がある審判にあたろうが、本当に強いチームなら、それを乗り越えて、勝てるはず。 それが出来てはじめて“強い”と言えると思っている。
そういう事情をすべて含めて、試合というものだと思っている。
だから、広島戦に関してはもう何も言うつもりはない。
ただ、ひとつHARUKIが思っているのは、あーいうこと(PKのことね)を平気でやれてしまう選手は、代表には選ばれて欲しくないなぁということ。
バンクーバーの冬季オリンピックでスノボの選手の態度がどうのこうのでかなり騒ぎになったようだが、スノボとサッカーではスポーツとしての成立過程も歴史も違う。 もしかしたら、スノボの世界ではあの選手のやったことは容認されるかもしれない。でも、サッカーではそうはいかないと思う。
サッカーは、紳士的なスポーツとして由緒あるスポーツなのだ。
去年のナビスコカップで表彰式での態度が悪かったと言って、準優勝したチームが自ら「賞金を返上します!」と言って騒ぎになったほどだし。
まぁねぇ、もしかしたら今の若い世代には“紳士的”という言葉の意味も、Jリーグが掲げている“フェアプレー”という言葉の意味も、もしかしたらピンとこないのかもしれないけれど。
もし、そうだとしたら、それはきちんと伝えていかなければいけないことなのではないかなぁと、HARUKIは思うのだが。
Mikan HARUKI
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