HARUKI’s angry diary
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2010年10月05日(火) 続 葬式は体力だ!(滝汗)の巻

とりあえず慶弔休暇は7日間取れるHARUKIであったが、めちゃ忙しい状態で、すべて放置プレイで休みに入っていたので、5日までの土日を除く4日間の休暇を申請した。

問題は、この数日間でいかにたくさん父親名義のものを母親名義に変えられるか?ということだった。

1日は平日だったので、預金口座のある銀行と郵便局、さらには年金事務所へ足を運んだ。
どこで話をしても、戸籍謄本が必要と言われる。よーするに父親の除籍が済まないと話にならないのだ。

死亡届と埋葬許可証の申請は、葬儀社がやってくれるということになっていた。

HARUKIは、葬儀社に電話。
HARUKI「死亡届、もう出しましたか?」
葬儀社「え?まだですが」
HARUKI「なんでまだ出さないのですか?」←普通はこーいうことは聞かない(らしい)
葬儀社「通常ですと、お通夜の晩に届け出します」
HARUKI「なんでですか?」←普通はこーいうことは聞かない(らしい)
葬儀社「え…?」
HARUKI「申し訳ないのですが、除籍の謄本が早く欲しいのでなるべく早く届け出を出してほしいのですが」
葬儀社「はぁ」
HARUKI「で、ですね、戸籍がいつ頃出来るか確認して欲しいのですが」
葬儀社「はぁ」
HARUKI「お忙しいようでしたら、私、自分で行きますが」←普通はこーいうことは言わない(らしい)
葬儀社「いえ、こちらで行きますので」

その後、にーちゃんはダッシュで区役所に向かったらしく、「これから行きます」「今、届け出、出しました」「受理までに1時間かかるそうです」「謄本が出来るまで2週間はかかるそうです」とかわいそうに時時刻刻報告を入れてくれた(笑)。

電気、ガス、水道、電話、ケーブルテレビなどすべて連絡をいれてこれらの手続きはあっという間に終了。

HARUKI「済みました〜」
HARUKI母「手際いいわね」
HARUKI「名義変更何度もやったから」←さすが2バツ
母「なるほどねぇ」
HARUKI「生命保険関係は姉貴に頼むから」
母「そうねぇ、慣れてるもんねぇ」←姉貴はちと大病したので生命保険の申請は得意

2日(土)午後4時半。
HARUKI家は、浄土宗である。←浄土真宗ではない
浄土宗では、遺体のそばに一膳飯(で、いいのか?)のほかに、6コの団子を盛った枕団子(で、いいのか?)をお供えしないといけない。
ご飯はHARUKI母が炊いたもの、団子はクマが朝から上新粉を蒸して作ってくれたものを持参することに。

通夜の1時間前に集合となっていたので、HARUKIとクマは、それらのお供え物のほかに、お棺に入れる謡のお稽古本や扇を持参して葬祭場に早めに着いた。

葬儀社の人がお棺のフタをあけて、それらを入れるのを手伝ってくれた。
おじさん「本は、すべて開いてください」
HARUKI「なんでですか?」←いちいち聞くヤツ
おじさん「閉じたまま入れるとのり付けされてる部分が焼け残るらしいんですよ」
HARUKI「そーなんですかぁ」
おじさん「金属類はないですよね?」
HARUKI「は、はい」
実は、実家のカギが1セット行方不明になっていた。HARUKI母は、「(オヤジの)ズボンのポケットに入っているのではないか?」と言うのだが、入院したときの服装でお棺に入ってもらったので、いまさらそれをさぐることもできず、ちょっち困っていた。

おじさん「金属類は、焼け残りますので」
HARUKI「はぁ」
まぁ、万が一ポケットに入ってれば後でわかるからいいや、とHARUKIはこの時思った、のはヒミツ。←おーい!

午後5時過ぎ。
菩提寺の住職が早めに着き、HARUKI母や姉がつもる話をしている間に、HARUKIは葬祭場の人と最後の打ち合わせ。

そうこうしているうちに、参列してくださる方々到着。

午後6時通夜式スタート。
お経の前に、HARUKI父が最後に謡を習っていた先生に、謡っていただく。←このあたりHARUKIが司会

それから、住職のお経が始まった。
浄土宗という宗派は、簡単に言うと阿弥陀宗の中でもちょっと古い宗派。お経も長く、あいまに言葉も入り、かなり時間がかかる。
終わった後は、住職のこれまた長いお話があり、さすがにHARUKIも疲れてきた。体力も落ちていて体調不良のHARUKI母は、気分が悪そうな様子。

それに気づいた住職がやっと話を終え、通夜式終了。

それから、お清めである。

御客様が帰った後、翌日の集合時間を打ち合わせて、そのまま解散。

だぁ、づがれだぁぁぁぁぁぁ。

帰宅後、ベッドに入るが、葬儀の後のあいさつの言葉など考えているとなぜか眠れず、結局睡眠3時間で葬儀の朝を迎えた。

3日(日)朝8時。
葬祭場到着。
HARUKIは母に「疲れてるなら来なくていいよぉ」とメール。
去年、義理兄の父親(やはり高齢)が亡くなったのだが、葬儀の最中に義理兄の母親が倒れ、救急車で運ばれたという話を聞いていたので、無理して何かあったら大変という思いがHARUKIの頭を駆け巡っていたのだ。

式が始まる9時ぎりぎりにHARUKI母到着。
今日は、若い副住職が来てくださって、初七日の法要は火葬場から戻ってからあげてくださることになった。HARUKI母には、葬儀後、火葬場には行かず、戻ってきて初七日の法要をするときにまた参加してもらうことにした。

葬儀は滞りなく終了し、火葬場へ。
今年の夏の暑さは、やはりみなさんこたえたのだろう。結構な混雑だった(滝汗)。

で、懸案のカギ(笑)。
御骨の中の金属片はすべて取り除かれて骨壷に入れるのだが、それらしきものは見当たらず。←良かったんだか、悪かったんだか
うーーむ。

初七日の法要のあと副住職と四十九日の法要の打ち合わせをし、お清め。

その後、御骨や位牌等を実家へ運び、HARUKIの長い長い夏は終了した。

正直に言います。

いやぁ、すげーーー大変だった。

葬式を出すのは初めての経験だったので、いろいろ勉強にはなったが、体調の悪い母を気遣いながら、種々準備と打ち合わせをしながら、お客様のフォローをしながら過ごす数日間に、さすがのHARUKIもバテた。

まさに、葬式は体力勝負!

今回のHARUKIの結論である。←悲しんでるヒマないし

しかし、これですべて終わったと思ったHARUKIの考えが実に甘かった、ということをこの時点で、HARUKIはまだ知らない(笑)。

〜続く〜


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