HARUKI’s angry diary
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2012年08月30日(木) |
そうだ!鳥栖へ行こう!〜本編 その3〜 |
20日(月)
大雨の影響で、あちらこちら通行止めになっている阿蘇山への道。 ちゃんと(まじめに)調べたところ、天草からの道は片側通行の箇所はあるようだったが、ほぼ普通に行けることが判明した。
HARUKI「多分、熊本市内とか行ってると阿蘇は無理だよ」←夜の飛行機で東京に帰る 姉「熊本城行きたいんでしょ?」 HARUKI「いや。私は、お城と水前寺公園は前に行ってるから。ただ行けるならポチり(←携帯位置ゲーね)に行きたいだけ」 姉「じゃ、阿蘇山メインで。時間に余裕があったら熊本市内観光にしよう」 HARUKI「了解」
といつものようにクマと甥っ子の希望などまったく関係なく、行き先が決まる旅であった(笑)。
来た道を引き返し、九州道へ。それから一般道で阿蘇山へと向かう。
高速のどっかSA(←覚えてねーし)の喫煙所で、あぢいと思いながらタバコをすっていると、おばーちゃんおばさん(←おばちゃんなんだけど年取ってる風)に声をかけられた。
おばーちゃんおば「うにゃうにゃどこからごにゃごにゃごにゃ」 へ?は?
HARUKIには言っていることがほとんどわからんかった。ただひとつわかったのは「どこから来たの?」ってとこだけ(笑)。
HARUKI「東京からです」 おばーちゃんおば「東京からなぁ。うにゃうにゃにゃにゃにゃ高くね?」
へ?
HARUKI「スカイマークだと安いですよ」←交通費の話ということはわかったらしい おばーちゃんおば「うにゃうにゃにゃにゃにゃ、ううにゃごにゃ」
無理無理無理無理無理無理、ぜってぇ無理!!
おばーちゃんおばさんは、気をよくしたのか、延々話し出した。 とりあえずHARUKIは、テキトーに相槌を打つ。
やっと1本吸い終わり、HARUKIはダッシュで車に戻った。
HARUKI「お待たせしました」 姉「まさか、知り合い?仲良さそうに話してたじゃない」 HARUKI「まっさか〜。何言ってるかまったくわからんかった」 姉「そうは見えなかったけど」 だからぁぁぁぁ!!
東北地方もかなぁり、言葉がわかりにくいが、九州も相当なもんだ(滝汗)。 でもまぁ、同じ日本語だからなんとかなるもんなんだなぁと改めて思ったHARUKIであった。
←左写真 くまモンとサガン鳥栖のマスコットのウィントス
さて、熊本に入って気づいたのだが、みやげ物にはすべてと言っていいほどついているイラスト、くまモン。 いや、土産だけではない、あちらこちらにくまモンが氾濫している。 ネットで調べたところ、去年の九州新幹線開業のときに生まれた熊本の宣伝キャラらしい。 ゆるキャラでかなりな人気者らしいのだが、シンプルなデザインと色が確かによく出来ている。
土産を買おうとして、HARUKIはうなった。 ひよこと並んで狸の形をした由緒正しそうなお饅頭があったのだが、その饅頭の包み紙。せっかくの古めかしい狸のイラストが小さくなって、くまモンがどっかり(滝汗)。
うーん、時代の趨勢かぁぁぁぁ。
と思いつつHARUKIは、くまモンのイラストのついた菓子、くまモンストラップなどついつい買ってしまったのだった(笑)。←だってかわいいんだも〜ん
一般道に下りてから、大津の道の駅で昼飯を食うことに。
熊本名物といえば馬肉らしいのだが、とくに食べたいわけでもなかったのでちょっち敬遠して、HARUKIとHARUKI姉はとんこつラーメン。 甥っ子は、大津の郷土料理だご汁とからしレンコンのついた定食を注文。 この鍋、ほうとうのようなうどんというかぶっとい麺が入っている野菜の煮込み。
甥っ子「あ、つゆが甘い」 クマ「俺のうどんのつゆも甘い」←クマはうどんと丼もののセットを頼んだ HARUKI「とんこつは普通だよ。東京で食べるのより、さっぱりしてて美味しいけど」
満腹になった一同は、阿蘇の中でも景色がいいと言われている大観峰を目指して出発した。
甥っ子「山道は、プリウスには厳しいかも」 姉「電気では走れないの?」 甥っ子「EV走行が出来なくなるんだよ」 姉「ダメじゃない〜」←だからぁぁぁぁ
片側通行の辺りにさしかかると確かに道路が半分近く、ざっくり崩れていたりする。 被害は大きかったんだなぁと改めて知ったHARUKIであった。
雨上がりの大観峰。→右写真 山にかかる雲間に虹がかかっていた。 虹を見るのが結構久しぶりなHARUKIは、ちとうれしかった(笑)。←虹をみつけると得した気分になるのはHARUKIだけ?←そーだよ!
次に草千里といわれる鳥帽子岳中腹に広がる草原へ。 駐車場が有料だったので、車窓から眺めて終了(笑)。
最後の目的地は、噴火口である。
甥っ子「どこ?」 姉「カーナビにないの?」 甥っ子「なんて入力するの?」 姉「山頂じゃないの?」 甥っ子「違うだろ?」 HARUKI「中岳の噴火口だよ」 姉「住所か電話番号は?」
いや〜噴火口とか山頂に住所、電話番号を求めるのはどうかと思うが(笑)。
甥っ子はカーナビを操作し始めた。 甥っ子「山頂で出た!」 姉「でも、おかしいわねぇ、遠いわよ、2時間かかるって」 HARUKI「うそ〜」 姉「ガイドブックを見るとここから近いはず」
HARUKIはネットから出力してきた阿蘇山の観光案内を見た。
HARUKI「ロープウエーがあるから、そこの住所言うね」←結局住所だし
無事、目的地が設定され、中岳噴火口へ向けて出発。
あっという間に到着。 ロープウェーに乗らなくても、有料道路で直接、噴火口が見えるところまで行けることがわかった。
ゲートで係員が言った。 おじさん「喘息の方、心臓に疾患のある方は、入れません」 一同「大丈夫で〜す」
有毒ガスが発生しており、風向きによってはキケンなので、いちいちチェックをしているらしい。
いよいよ噴火口へ。 いつの時代のものだかわからないが、噴火時に備えて作られたコンクリートの待避所があちらこちらに。←かなりのんきな施設だなぁ(笑)
噴火口は、きれいなエメラルドグリーンの湖になっており、モクモクと煙が。
クマ「迫力だねぇ」
HARUKI「この山が生きてると思うとちと怖いけど」
時計を見るとすでに5時を回っていた。
HARUKI「そろそろ空港へ行かないと」 姉「ギリギリかも」
さて、福岡空港で借りたレンタカー。返却場所は熊本空港なのだが、レンタカー屋さんの場所がナビでは出てこないということで、なにやら番号を渡されていた。
HARUKI姉が「この番号入れると場所が出るって係りの人が言ってたから〜」と番号を入れると”なんちゃら大学航空研究所“みたいな名前の場所が表示された。
熊本空港周辺ってどーなってんだ?と皆で言いながら、車は一路、熊本空港そばのレンタカー屋さんへ。 確かに空港周辺には店らしいものは一軒もなく、レンタカー屋さんの集まっている辺りも周囲は雑木林(滝汗)。
無事車を返却し、お店のマイクロに乗り、空港へ。
だぁ、間に合ったぁぁぁぁぁぁ。
チェックインをし、荷物を預けた。
姉「晩御飯どーする?」 HARUKI「一応店に入ってどのくらいかかるか聞いてみよう」
めぼしい店に入って聞いてみると、料理が出るまでに15分はかかると言う。搭乗時間に間に合わなかったらシャレにもならないので、お弁当でも買って入ろうかという話になったのだが、どこも売り切れ。
じゃ、搭乗口の中で何か買えるのでは?と期待して中に入るが、やはり飯類はすべて売り切れ。
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
HARUKI「羽田ついてからにすっか」 姉「しょうがないわ」
と話しながらも、時間も8時近かったので、さすがにお腹がすいてきた。
こーいうときにクマの甘いもの好きの威力が発揮される(笑)。 実はクマは、土産物屋やら道の駅で、おまんじゅう1個とか何とか餅1包とか何とかドーナツ1袋とか、自分のおやつ用にこそこそ買いこんでいるのだ。
HARUKI「何がある?」 クマ「餅と黒糖ドーナツ」 HARUKI「配給せよ」 クマ「はーい」
クマのおやつをわけあって(←正しく言うと“奪って”)、お腹も落ち着いた一行であった。
天気もよく飛行機から見える夜景がかなりきれい。「あぁ、ディズニーランドだ」などと大騒ぎしつつ(汗)、羽田空港着。
クマ「駐車場、P2だっけ?」 HARUKI「P1だよ」 姉「P2じゃない?」 甥っ子「P2だったよ」 HARUKI「キリンだよキリン。とりあえず行こう」
荷物をガラガラ引き、みなさんの言うP2へ。 通路の向こうに見えるイラストは、ヒマワリ。
甥っ子・姉・クマ:絶句 HARUKI「だからぁ、言ったでしょ、P1だって」 3人「…………」 HARUKI「だからぁ、言ったでしょ、駐車場のイラスト目印は大事だって」←勝ち誇ってるし(8月22日の日記をご参照ください)
羽田空港近くのファミレスでちょー遅い夕食を取った一行は、眠い目をこすりながら、家路についたのだった。
こうして、“そうだ!鳥栖へ行こう!”ツアーは無事終了した。
父親の入院から始まり、母親を見送るまでの約2年間、HARUKIは旅行らしい旅行をまったくしなかった。
あぁ、旅っていいなぁ、心の底から思ったHARUKIだった。
Mikan HARUKI
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