林心平の自宅出産日記

2004年12月24日(金) わかさぎの佃煮

 昨日は7か月の定期健診に、かぜのなおった助産婦さんが来てくれました。助産婦さんが来ると、どうも、まーちゃんははしゃいでしまいます。室内で三輪車を乗り回し、助産婦さんの周りをぐるぐる回ったりしています。
 助産婦さんは妻のおなかを両手ではさむようにして、探っていました。
「胎盤もわるいところでなく、ついてます。背中がこっち向きですね」
 今のところ、逆子ではないようでした。
「赤ちゃん小さいから、羊水の中にいますから、いつ、ひっくりかえるかもしれません。車に乗るときは、手でおなかを押さえてください。歩くのはいいけど、乗り物には気をつけて」と言われました。

「体重はもっと増えてもいいですね」と言われました。
体重については、妻の努力により、7か月後期現在で、3kg増にとどまっています。そのことを妻は、少し、心配していました。もっと増えた方がいいのではないかと思っていたのだそうです。でも、『分娩台よさようなら』によると、7か月まででせいぜい3kg増までにとどめることと書いてあったので、やはり、これでよいのだと一安心しました。
のちに妻は、「前はずいぶん体重が増えたよね」と言いました。ぼくは、
「ストレスのせいじゃない? 1人目は、お金のない不安と、初めての出産に対する不安、2人目は、ハードに働いていたことによるストレスとお金のなさ。あれっ、結局いつもお金がないんだね」とこたえました。

 次回は、1月の末に病院で定期健診を受けてから、助産婦さんに連絡することになりました。
 助産婦さんが帰るとき、四国の妻の実家から送ってきたうどんをおすそわけしました。すると、助産婦さんは
「いつも手ぶらですみません」とおっしゃいました。けれど、先日は自宅でとれたというブドウを持ってきてくれました。それに、検診をしにくるのに、おみやげを持ってこないのは当たり前です。
 翌々日になって、助産婦さんより、わかさぎの佃煮が届きました。ぼくたちは、たいへん恐縮しつつお礼の電話をかけました。特に、年配の方に贈り物をするときは、よく考えなければならないなと、つくづく思いました。


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