晩御飯 ワンタン鍋(ワンタン、ター菜、小松菜、豆腐、もやし) 胡瓜ぬか漬け 白花豆甘煮 小松菜お浸し キムチ
今日は週末の日記をまとめて書いた。
最近すっかり藤沢周平の江戸時代モードである。 例えば煮豆を作ると 私「この煮豆、明日お店で出そうか?」 母「買いに来た子供のお駄賃にちょっとあげてもいいしね。」 と架空のお惣菜屋の商品の話題になるのである。 (江戸時代では、私と母はお惣菜屋をやっている。 その店は、商品をタダであげてしまったりするのであまりもうかっていない。)
藤沢周平の全集は読んだそばから返していくので、 忘れたくないものはちょっと書いておこうかな。
1巻:帰郷 年老いて病んだ渡世人が故郷(木曽福島)へ帰るお話し。 父と凄惨な対面をしたあと、何事かと声をかけてきた隣の人に 娘は「おとっつぁんと喧嘩をしてしまったものだから」というのだ。 この一言がききました。
2巻:しぶとい連中 あらくれ男が心中しようとしていた母子を助け、 家に住み着かれてしまう話し。 子供の描写がすごく可愛い。 「二人ともおびえている顔ではない。ゆうべのおじさんが、何を言い出すか待っているという感じで好奇心をむき出しにしてくりくりと眼を動かしている。女の子などは、面白いことを言ったら早速笑い出すつもりで早くも口元をゆるめている。」 「家の前を箒で掃いている奴がいる。自分の背丈の三倍はありそうな箒を操っているのはあのちびの女の子だった。」
3巻:驟り雨 仕事をしようと潜んでいる泥棒が闇にまぎれて、みたり聞いたりする話し。 喧嘩して瀕死になった人に早く消えてほしくて、 その調子だ。しっかりしろい。と声援をおくったりする。(心の中で)
4巻:まだ途中である。 4巻からオサムライ編となり、3巻までの市井編とはちょっと感じか変わってくる。 4巻にでてくるかっこいいひと。 「ただ一撃」の範兵衛。 洟をたらしたジイサマと思いきや剣の達人であった。 私は4巻に出てくる女の人の中ではこの「ただ一撃」の三緒さんが一番好きである。
「唆す」の神谷武太夫。裏店に住んでいる浪人でかっこいいというより へんな人。 普段はもっさりと内職で暮らしていて寺子屋の先生でもあり 実直ないいおじさんと思って読んでいくと 大変なこと(一揆やらお粥騒動やら)を唆してやらせてしまう。 最後まで読むと「この人怖い」と思う。
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