月が満ちるまで

2004年09月16日(木) 子供は選べない

生まれてくる場所や育つ環境を。
痛ましい事件が多くて、そう思う。
子供を望んでいても授からない身内や友人がいる。
こういうことを思うのはよくないかもしれないけど、
その家庭に幼い命を奪われた子供たちが生まれていればと
思わずにはいられない。

でももうひとつ考えたのは、もし私の近所にそういう子供達がいたら
気づいてあげられたのか、何か手を差し伸べることをしたか、ということ。
たぶんできていない。
日頃どれだけ自分の子供以外の子供達に目を向けているだろう。
子供の友達ならまだしも、近所だというだけで気軽に声をかけたりしている方ではない。
もし気付いても他人の家庭に踏み込むようなことはたぶん躊躇っているだろう。
それではいけない、それでは悲劇はどこにでも起こりうる、ということを
あの子達は訴えているのだろうか。


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narumi [MAIL] [食べ物日記]