月が満ちるまで

2004年09月21日(火) お店の餃子と家の餃子

今マーさんは宇都宮での仕事をかかえてる。

週に一回のペースで宇都宮日帰り。

その仕事が始まった時に私が言ったのはもちろん、

「おいしい餃子買って来てね。」

初回は時間がなくて駅の売店で買える餃子だった。

それはそれで珍しい味噌ダレだったりしておいしかった。

でも宇都宮餃子と言えば「みんみん」でしょう!

駅ビルの中にも店舗はあるとのことなので時間があったら買ってきてね、と再度お願い。

で、これまで2回買ってきてもらった。

おいしい。「お店の餃子」なのに野菜のシャキシャキ感が感じられて、にんにくが

強すぎないのもなかなかいい。具に味はしっかりついてるけどね。

家の餃子をいくらでも食べられるのは野菜がたっぷりで、にんにくは使わず、

味付けもあっさりだから。(我が家の味は白菜とニラと生姜に塩こしょうごま油のみ)

それに比べて「お店の餃子」はにんにくが効いていて味付けもしっかりの所が多い。

たまに外でちょっぴりつまむにはいいけど、おかずとして食卓にのせるのは抵抗がある。

でも「みんみん」のはオリジナリティもあった上でおかずとしてもいけます。

そのバランス感が人気の秘密かな。

私がお店で食べる餃子で大好きだったのは学生時代九段下にあった「おけい」

昔ながらのお店のたたずまい、野菜たっぷりのあっさり餃子、そしていつも店の入り口に

立ってお客さんをさばいていたおけいさん。

バブルの頃になくなってしまったのはやはり地上げの嵐に巻き込まれたのでしょうか。

ところがその後神楽坂で仕事をしていた頃、飯田橋の警察病院近くで「おけい」を発見。

どうやらそちらに移られたよう。でもおけいさんの姿はありませんでした。

相変わらずの味でしたが、一緒にいった友人の評価はいまひとつって感じだった。

今回ネット検索で情報を見てみたら、評価は分かれていた。

おいしいという人は「あっさりしてる」「いくらでも食べられる」

いまひとつという人は「これといって特徴がない」「物足りない」

つまりさっき言った「お店の餃子」からは遠い味。

がつんとした味の餃子が好きな人には物足りないよう。

ああ、書いてたら懐かしい味がよみがえってきた。九段下にあったころの味。

餃子以外にも湯麺や五目お粥もおいしかったなあ。

学生時代、大好きな彼とよく通ったお店。味だけが懐かしいのではないのかもしれない。


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narumi [MAIL] [食べ物日記]