まみいの日記
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2002年04月26日(金) ボランティア

三女が 高校受験の時 内申書の内容についていろいろうわさが飛び交い 生徒会役員をしているといいとか 先生に対しておべっかを使って 陰であかんべをしているような子をどうして先生方は見抜けないのかとか およそ 日頃冷静で通っているおかあさんまでも一緒になって 真剣に学校保護者会帰りに話していたことを今更ながら思い出す。

というのも そのなかに ボランティア活動をしていると かなり有利とまことしやかに囁かれていたからだ。

おりしも 校長先生主催の老人ホーム訪問という企画があって 参加希望者はかなりの数になった。
三女は いたって呑気な子で「今日校長先生の部屋の掃除当番だったのだけど 先生にホームの訪問に行くか? と聞かれたので 面白そうだからお母さん行ってきて良い??」と屈託無くいう。内申書うんぬんが耳に入っていたのか 私は 危ぶんだが あまりにもあっけらかんとした物言いに思わず許可した。

こころないお母さん方からは「内申書の点を上げてもらおうとしたの?」といわれたり うちの子も受け狙いの子だとされてしまうのかしら・・という心配はあったけれど・・。

当日は 晴れやかな顔で帰ってきて 一緒に食事を食べた事やいろんな話をして喜んでもらえたようだった事など満足そうに 報告した。

そして 高校に入学してまだ1ヶ月経っていないきのう 三女は 例のホームに行って来るとでかけた。久しぶりにおじいさん おばあさんに会って入学の報告をしたりしてきたらしい。
又来ると約束して 帰ってきたそうだ。

三女が内申書目当てではじめのホーム訪問をしたのであっても もう私は なにもいうまい。
これが本当の結果オーライ!なのだろう。
動機がどうであれ 喜んでくださったお年寄りを目の当たりにして あの子はボランティアについて 難しい事はさておいても 身をもって判ってくれたようで 私は 心底嬉しかった。


まみい