書泉シランデの日記

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モーツァルトはウィーンでいいよ
2004年10月02日(土)

読書日記なんていう登録、やめようかな。

『チベットのモーツァルト』中沢新一、3分の1ほどで挫折。

クリステヴァ論なんてちいともわからん・・・数学が出てくるともう素養のなさが露呈してしまう。頭が後ろを向く。息子に言わせると、実数論をちょっとかじっただけの援用だ、挫折するほど難しいこといってるわけじゃない、みたいなことになるのだが、う〜ん、そういって、親を笑うお前は実数論なんてわかっているのかね、オタク君よ。

私はダライ・ラマっていう人に興味があって、チベット仏教に興味があって、なんだけれど・・・。

この本は83年だったか、出版当時、結構話題になったと記憶している。けどさ、みんなちゃんと読んだの?って聞きたいよ。あの頃はまだこんな本が話題にできるほど、教養主義の残滓があったってこと?いつまでもハリ・ポタなんて言っている今とは大違い。

途中で投げた私がいうのは何だけど、中沢新一がえらい、と思ったのは、オウム事件で不用意な発言をせず、無傷であの時期を通過したこと。この本の最初に「ポア」なんて言葉が出てくる。オウム事件では、当然、マスコミの取材がわっと中沢にいっただろうに。そこへ行くと島○先生はちょっとヘマをしたね。

おっと、今晩はテレビで『コシ・ファン・トゥッテ』だわ。私にはこちらのほうがはるかに大事なモーツァルトでやんす。






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