書泉シランデの日記

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コシ・ファン・トゥッテ
2004年10月03日(日)

昨晩の『コシ・ファン・トゥッテ』はなかなかの出来でした。演出は割合オーソドックスで、いつぞや見たベルリン国立歌劇場のやたらモダンで猥褻な『コシ』とは大違い。ソリストが本当に粒ぞろいだったと思う。とっても安定した歌いぶり。重唱が実に美しい。おまけに視覚的にも◎。テノールのシャーデ、これからきちっとマークします。でも、何か知ってるような名前だなあ、と思ったら、手持ちの『マタイ受難曲』で福音史家を歌っていました。ビデオを撮り損ねたのが残念。まあ、こうやって放送するのはたいてい正規のDVDが出るし、ビデオを見返すことなんてほとんどないのだけど。

『コシ』は例によってくだらない筋書きだが、ときどきどきっとするような台詞があるから、台本のダ・ポンテも隅にはおけないね。長広舌ばかりが能じゃないさ。

今日は冴えない一日だったので、何度も昨日の『コシ』のことを考えた。『コシ』は生で見たことがないのよね。超優秀な歌手を6人揃えるのが難儀だから、あまりかからないのかな?大掛かりな仕掛けは何もいらなそうなんだけれど。




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