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地震被災者のこと・・・
新潟の地震被災者の方は本当に、本当にお気の毒。 このところニュースの時間にテレビを見ている暇がないし、新聞を購読していないので、世間さまほど事情通ではないのだけれど、冷たい雨と余震、不十分な食料や水、どれほど不安にさいなまれることだろうか。豪雪地帯で、ずっと家と畑を守ってきた人たちが、雪の季節を前に、なすすべもなく家を捨てて避難所暮らしなんて、どれほどつらいことか・・・今更ながらに三宅島の人の気持ちも少し想像できるような気がする。
不謹慎を承知で言えば、多くの犬や猫、鯉、小鳥・・・どうなったのかなあ。どこかに山古志村の牛の写真が出ていたような。
同じ地震でも被害の様相が神戸のときとはずいぶん違う。こうして地震の勉強が出来るのもいい気持ちではないけど、経験を蓄積し、共有するのも地震対策ではあろう。
それに比べると、目的らしい目的もなく、ふらりとイラクへ行った青年・・・頭がぼけてるんじゃないの?内戦は見世物じゃないのに。人の不幸を旅行者として見に行くという姿勢こそモラル欠如そのもの。へたれ男!
誰であっても命の重さには変わりがないとしても、助ける順序はあるんじゃないか?今助けてあげたいのは、地震被災者。
そんなことをいっているお前はいつも遊び歩いているじゃないか?といわれそうだが、避難所で孤独と不安にさいなまれる心を支えるのは、きっとそれまでたくわえた美しいものだろう。私が被災したら、頭の中でさまざまな音楽が鳴るだろう、いろいろな書物の一節が思い浮かぶだろう。何が出てくるかは人によって一様ではないけれど、緑深い山間に咲いた花、小鳥のさえずり、渓流のせせらぎ、谷を渡る風、・・・さまざまな美しい思い出が被災者の心の支えとなりますように。
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