書泉シランデの日記

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キリ様、お気が強うござんす・・・
2004年11月05日(金)

OPERANEWS に、キリ・テ・カナワのインタビュー記事が出ていた。何を隠そう、私を最初に魅惑したソプラノはキリ様であった。思わず、様をつけたくなるような、あの優雅さ。gracefulなムードは彼女ならでは。以来、少しずつ耳が肥えたから、彼女を凌ぐ歌い手はいくらもいるわな〜、と思うものの、でも最初の人というのは存在が大きくて、60歳とはいえ、やっぱりきれいだわさ、とうっとりしまう。お手本にもならない美しさ。昨年春に生キリ様を聴いたときも、歌声こそ年は否めなかったが、立ち姿は、やや猫背ながら、おきれいでござんした。おじ様ファンが熱狂しておられたのももっともでありんす。

でもインタビューの雰囲気は滅茶苦茶気が強そう。ディーヴァなんて気が弱かったら勤まらないだろうけど、お友達にっていわれたら、ひいちゃうな。
What she did have in abundance was a fiercely competitive spirit.
20歳過ぎまでオペラをレコードでさえ聴いたことがなかった歌が上手なだけのニュージーランドの娘が、ロンドンへ来て、数年後にはフィガロの伯爵夫人を歌うようになるのだから、こう書くのが妥当とは思うが、実際のところ、こわっ!

と、そんな記事を車中で読みながら、8時頃帰宅したら、寂しがりの犬が大騒ぎ。最近調子がいい、と思っていたのがいけなかった。飼い主帰宅の喜びに興奮して、久しぶりに派手に失神・・・大きな大きなおしっこの海・・・1日中我慢していたのよね。おしっこの海はバスタオルでふき取れば、まあなんとかなるけど、帰宅8時くらいでこれじゃあ・・・こういう逝きかたは勘弁してもらいたい。また聖フランシスコさまにお祈りせねば。



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