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仕事しすぎはボッケリーニで
仕事なんてそんなものだ、といわれれば、その通りなのだが、最近、休みのたびに仕事に追われているような感じがする。今日も午後は声楽の先生に頼まれた原稿やら、本職のほうの仕事やらで、結局ワープロと向き合って過ごしてしまった。
息子はヲタの会合。
夫は「ネバーランド」を見に出かけたので、邪魔が入らず、はかどりはしたが、集中しすぎたあまり、歯茎が痛い。集中すると歯軋りをするのである。
不調だったアンテナも勇気を出して、地元電気屋どのにカミング・アウトして直してもらったというのに、実はテレビなんぞろくに見ていない。録りだめしたオペラも沢山あるのに、おいおい、どうするよ、というところだ。
以前、吉祥寺のアクセサリー屋のおねえさん(私より10歳くらいしか若くないと思うが)に教えられた、エンリコ・ガッティのグループが演奏するボッケリーニがBGM。
ボッケリーニは、例の ♪チャララララ、チャーンチャーラチャーラッラ〜 で始まるチェロ・ソナタが使われすぎて、お気の毒。殆どの人はあの冒頭のメロディーを着信音か、保留の音楽として聞いている。聞いたことないわ、という人なんぞいないと思う。でも、あれがかえってボッケリーニを安っぽくして、人を遠ざけている。弦楽四重奏、五重奏の類、たいそう優しくて二重丸。
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