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篠田桃紅の美術館が岐阜の関にあるらしい。 桃紅と関の関係なんぞ思いもよらず、驚いた。 (実のところ、さほど大した関係があるわけではない。大垣の守屋多々志とは違う。) 岐阜県が「売り専門」の美術品(たとえば日曜の新聞の通信広告に出る鶴亀とか、朝日と松みたいな軸)の産地であることは聞いたことがある。ただし昔のことで、今は中国で作らせたもののほうが多いかも。 それはともかく、桃紅の作品は素敵だ。私たちが持っている書道の概念をくつがえすものがある。 古筆と比べてどうこうというものではないが、東京文化会館へ行くとき、うきうきした心にはいつもあのロゴが心に浮かぶ。桃紅の字なのだ。 さて、桃紅美術館、一度行かねばならない。行かねばならないが、相応の中身なんでしょうねえ?関の孫六じゃ売れなくなったから、とか、文化的なイメージアップのために作ってみた、というようなものじゃないんでしょうねえ?まっとうな学芸員さんを雇っているんでしょうねえ?市役所職員が順繰りに来て管理しているような施設じゃないことを祈りつつ。お楽しみは来年でしょうか。
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