 |
 |
流れ星
駅から家まで歩く途中、北の空を東から西に大きな流れ星を見た。流れ星、というよりは、成層圏に入ってきた隕石の類だったのかもしれない。見事な尾をひいていて、ほぉ〜と見惚れた。
しし座流星群、なんていうと、私も一応は庭に椅子を出して頑張ってみたりする。
今日の流れ星がとりわけ感慨深かったのは、たまたま夏に逝った老犬のことを考えながら、歩いていたからだ。
2日ほど前に珍しく夢に見た。人に話せば、「よかったわね、天国で幸せにしているのよ」といわれそうな夢であった。(天国で幸せにしてくれるよりは、うちで不機嫌な顔をしていてくれるほうがいいけれど。)
そして、昨晩、生協の箱にリサイクルものを入れておこうと、たまたま夜更けに庭に出た。そのとき、シリウスが目に留まった。犬が元気なとき、私はいつも「死んだら犬はシリウスへ行くのよ」と勝手な作り話をしながら、用足しに出してやったものだ。そのシリウス(天狼星)、犬が死んだときは、夏だったから見ることもなかった。ゆうべは夢とシリウスが合体して、ひどくセンチメンタルな気持ちになった。
まあ、そんなことをつらつら考えながら、歩いていたら、大きな流れ星だったのである。何にも関係はないんだけれどね。死んでしまったんだなあ、と今更ながら・・・。
|
 |
 |