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ゲヴァントハウス弦楽四重奏団
ひさしぶりのカルテット。
東ドイツ系のオケが好きなので買ってみた。初聞きである。前日までチケットを2枚買っているものと思い込み、夫を誘っていた。朝、会社から直接会場にいけるようにチケットを渡そうとして、「あら、一枚しか買ってなかったわ」と相成った。当然、私だけが行くのである。
出し物は、ハイドン「ひばり」、モーツァルト「不協和音」、シューベルト「死と乙女」。人気演目揃いである。ただし、私は「死と乙女」はおどろおどろしくて好きになれない。カルテットはハイドンがいい。やすらぐことこの上なし。
くだんのゲヴァントハウスQはオジサン4人組で、がっちりした骨太の演奏である。ごまかしなし。はったりなし。もうちょっとロマンチックに歌ってよ、というような部分もままあるけれど、押し付けがましさがなく、安心して聞ける。
第一バイオリンの人の楽器、高音が伸びなくて、こもりがちな音だったのだけれど、G線の響きが素晴らしかった。こういう楽器で「G線上のアリア」など聴いてみたいものだ。
第一が全体的に重い音であるのに比べ、第二の人の楽器はとても明るくて響く音色で、対照的な点が興味深かった。なんか、うちの息子の楽器と色合いや形、音色もよく似ていて、まさかそんなことはあるまいと思うが、同じ人が作った楽器かもしれない、なんて思ってしまった。本人に聞かせたかった。私は第二の人の演奏のほうが好き。
今年度のコンサート、これにて終了。
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