書泉シランデの日記

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で、電話番号は?
2005年12月25日(日)

朝、クリスマスカードが届き、見れば28年前アメリカでお世話になったホストファミリーのおばちゃんからじゃありませんか!

このおばちゃん、25年前にすい臓破裂という大病をして、早い話がそれ以降あっちこっち手術を繰り返し、ターミネーター状態、でも車にも乗れば、ゴルフもするナイス・シニア。御年80。

去年、クリスマスの小包やらカードやら送ったとき、なしのつぶてで、あれれ?・・・さすがにもうだめになっちゃったのかな、と心配しつつ、なんとなく1年たってしまった。おじちゃんのほうは、体は健康だけれど失明寸前で持ちこたえていた。もうケア・ホームに入っちゃったのかも、と勝手に考えて、忙しさに紛れて今年は何もしていなかった。

ところが今朝とどいたカードには健康そうな二人のラブラブ写真。結婚60年だって!二人は確かハイスクールのカレカノ関係だったはず。

素敵な写真が嬉しくて、これはすぐに電話だ、と久しく英語頭になっていないのに、かけちまった。

年寄りのモゴモゴ英語なんて絶対わかんないから、自分の名前とメリークリスマスだけいえばいいや、と思う間もなくおじちゃんが出た!

"Hello, this is xxx calling from Tokyo"
"...Oh! Oh, hi, xxx! How are you? Merry Chirstmas! "

おじちゃんの昔どおりのはきはき英語に心強くなりました。で、おばちゃんが出て、
「年取っちゃったのよ〜、80歳なんてね〜、信じられないわよね、でも元気なの、さっき友だちんちのパーティーから戻ってね(ドウトカコウトカ)、スー(娘)の旦那が(ドウトカコウトカ)・・・、28日にジョアン(娘)が(ドウトカコウトカ)」

老婦人の話は洋の東西関係なく切れ目なく続き、私の耳と頭は置いていかれる。でも理解できたところで、たわいもない話に決まっているから、なんとかクリア。

最後に
「ねえ、で、あなたの電話番号は?」
「はいはい、国番号が81、そのあと4・・・(何ダッケ、私ノ番号、何ダッケ・・・)、・・・ちょっとまって、手帳見るから」
「あらまあ、あなたも自分の電話番号を忘れるの?やっぱり忘れっぽいのね(大笑い)」

冷や汗かきかき手帳を読み上げ、いやあ、参った、参った!

クリスマスやお正月のいいところってこうして長年の知り合いとコンタクトがとれるところですね。




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