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追いかけてテツラフ
あほです。 でも、今日は昨日と違い、ホールがいいし、曲もバルトークですから、テツラフ真骨頂ですよ。実はこちらを先に買っていたら、近場のホールでも昨日のを売り出した、という順序なんです。
バルトークの無伴奏、緊迫感みなぎるいい演奏でした。ブラームスのときは情緒と知性の間で踏みこたえているような印象がありましたが、バルトークだと、ご本人が気持ちよくバランスとれているみたいな感じです。曲そのものが居心地いいんでしょうね。ブラームスだと情緒に侵食されすぎるのかもしれない。
冒頭にやったのはヤナーチェクのソナタでした。私のなじみ曲ではないけれど、きれいなフレーズも随所に出てきて気持ちよく聞けました。ききながら、去年ヤナーチェクのオペラ「ずる賢い女狐」を見損ねたのは失敗だった、なんて思ってしまうほど。
休憩後のバルトークのソナタは無伴奏の後だと、きいているこちら側がなんか集中力を切らしちゃって、寝こそしないものの、コメントの立場にはございません。あの曲、コラージュ絵巻みたいで長すぎだと思うのは私だけ?その間にヤナーチェクのピアノ曲がはいったのですが、あ〜ハンマークラヴィーアとはよくいったものだ、と、まあヴァイオリンとは異質の楽器ですね。
テツラフはサントリーホールを満席に出来るような演奏家ではありませんが(カリスマ性がない)、小ホールはいつ来ても満席に出来る人だと思います。サントリーホール、本当はヴァイオリンのソロをやるようなところじゃないもん。そういいながら、目下6月のムター@サントリーをどうすべえか、と迷っております。
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