書泉シランデの日記

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お鳥さま、いらっしゃいませ
2006年02月07日(火)

2,3日前、窓の外を見たら、もいだけれど捨てるのが面倒で、暮れから裏に放置しておいた柿の実をヒヨドリがつついていた。12月から放置してあったのに、今になってつつきだすなんて、さすがに餌が乏しくなったとみえる。

夕方帰ったら、柿、完食であった。いくら多少萎びていたとはいえ、さすがヒヨドリの食欲はたいしたものだ。翌朝、みかんを半分に切っておいてやった。以前は見栄えのいいようにバード・テーブル(餌台)の類を考えたこともあるが、最近はもう、お鳥様のお選びになったところが最高のバードテーブルなのだと達観。(使っていないゴミ箱が伏せておいてあり、さらにその上にこれまた使っていない植木鉢。これがバード・テーブルと化している。)

インポートのしゃれた入れ物に穀類や種を入れてつるしてみたこともある・・・完全に失敗した。理由は不明。たぶん、うちに来る程度の鳥は気後れがしたんだろう。

ネットに牛脂を入れてつるした。留守中にカラスと犬の死闘?があった由、隣のオジサンに報告を受けて、即時中止。

でも、何もしなくても、ヒヨドリ、キジバト、ムクドリ、シジュウカラは常連。たまにメジロ、モズ、ツグミ、ウグイス、オナガ。一度だけキレンジャクも。ムクドリなんかは雨上がりに虫を食べにくることが多いようで、帰宅すると庭に何匹もうろうろしていたりする。何の鳥かは知らないけれど、晴れた日が続くと、軒下の乾いた土に砂浴びの跡が残っていたりする。

なんにせよ生き物が身近にいるのは楽しくていい。

それにしてもヒヨドリ、ミカンをやると、文字通り外の皮だけにしてしまう。今日はお鳥様のミカンを買って帰った。餌不足のときはせっせと通ってくれるが、春になって花が咲き始めると、バード・テーブルには閑古鳥が鳴く。

『野鳥を呼ぶ庭づくり』(千早書房)今でも手に入るのかどうか知りませんが、これでぐっと庭の鳥に詳しくなれます。餌台や餌の種類といったノウハウを知るだけでなく、ぱらぱら見ても楽しめる一冊。



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