ネタがないと鳥ネタです。犬が生きているときは犬ネタでしたが。 最近、ムクドリがうちの餌台を学習したようで、やってきます。普段は表の芝のほうで虫か何かをついばんでいることが多い鳥です。体格的にはヒヨドリと同等か、やや太めです。大きな群れを作って、ジャアジャアとなきながら街路樹や電線に止まる、鳥だから当然上から糞を落とす、というだけのことで、嫌われる鳥でもあります。 (何もそのくらいのことで目くじら立てんでも、と思います。壮観だなあ、と見て欲しいです。車の屋根は上から落ちてくるものを防ぐためにあるのだから、屋根に糞をされたら、屋根がついていてよかったなあ、と思うのが正しいのでは?) さて、ムクドリがフェンスに止まって様子を窺っていると、ヒヨドリに見つかります。ヒヨドリは暇なときはじっと餌台の番をしているのでしょうか。訓練して防犯活動をさせたらよいような鳥です。ムクドリは様子を窺わないでさっさと食べればよいのですが、律儀に様子を窺うために発見されるのです。でもヒヨドリ巡査が上からピーッツと鋭く鳴いて威嚇したくらいではムクドリは動じません。 するとヒヨドリはムクドリから30センチかそこら離れたところに止まり、例のドラミングです。翼を緩めて小刻みに震わせます。ムクドリは知らんふりです。でも餌台に移りもしません。ヒヨドリは場所を反対側に移動して、同じことを繰り返します。再び効果なしと知るや、また元の場所でドラミング・・・そして、いたたまれなくなったムクドリは逃げました。何の反撃のすべもなく、ただ固まっていただけだったようです。 しかし、鳥は一日の大半を捕食活動に従事するといわれるように、一日家にいると何度も窓の外にムクドリとヒヨドリを見かけます。おそらく同じことを繰り返しているのでしょう。見ているこちらの気が滅入ってしまいます。一度は逃げるムクドリをヒヨドリが追撃していました。かわいそうにねえ。 近所の畑ではムクドリとセグロセキレイが半径1mくらいの距離で、地面をつついていました。一応共存しているのでしょう。ヒヨドリもなんとかお目こぼしをしたらよいのですが、まるでミニパトお巡りさんのよう・・・。 ムクドリがお友だちをおおぜい誘ってくれば、ヒヨドリの手に負えるところではないと思うのですが、なぜか、一羽で訪れます。まあ、私もムクドリの大群がフェンスに止まっていたりしたら、ヒッチコックの「鳥」さながらに怯えますが。 ここ数日はシジュウカラの声がよく聞こえます。シジュウカラはネクタイがよく似合って、胸を張ってアンテナなんかに止まっているので、どこか微笑ましくて好きです。
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