夫が相撲好きで、たまたま本場所中の平日(12日)に休みが取れたので、行ってまいりました。
大相撲五月場所、月曜だったせいか当日券でも2階A席(前から3列目)が取れました。
椅子席だから楽ちんだし、前の席との幅も、これまで行ったどの劇場よりゆったりしていて、
土俵も良く見える。
国技館は20年以上ぶりです。まだ子どもが生まれる前だったからなー。
当時とは何が変わったって、観戦ができるばかりでなく、実におもてなし精神にあふれた
楽しいところになっていました。
取組は朝8:30から始まっていて、
本当に相撲好きな方は、その時刻から最後の取り組みが終わる午後6時までいたっていいわけですよ。
客は出たり入ったり自由ですが(国技館の外に出て再入場できるのは1回だけ)、
取組自体はお昼休憩があるわけでもなく、一日中ずーっと続いているのです。
夫とわたしも、朝10時頃に入場し、序の口の取り組みをいくつか見てから、
たくさんあるお土産屋を見てまわり(その商品の種類の多さに、人気力士ってアイドルなのだな、と)、
横綱の等身大パネルや、遠藤に御姫様だっこ(されてるように見える)パネルや、
巡業先での写真展示などを見て回り、
相撲博物館(というか、陳列のための一部屋)で江戸時代からの歴代横綱の資料を堪能。
そうこうしているうちに11時半からは、日替わりで1杯250円で食べられる、
お部屋自慢のちゃんこをいただき(その日は錣山部屋のカレー味ちゃんこだった)、
もちろんそれだけじゃ足りないので、館内の食堂でお昼をいただき、
腹ごなしにちょっと外を散歩したあと、
午後2時半ころまで、続々とやってくるお相撲さんたちの入り待ち。
正直、今のお相撲さんの顔も名前も、大関以上くらいでないと存じ上げないのだが、
人間ばなれした堂々とした体格と、びんつけ油でつやつやした髷と、
お相撲さん以外誰も着れなさそうな、華やかな色合いのお着物で、
付け人したがえて歩いてくるお相撲さんを間近で見られるというのはほんとに楽しい。
縁起物をいっぱい見たわー、という感じです。
そのド派手なお着物に、しこ名をでっかく染め抜いているお相撲さんも多くて、
素人にはすごくわかりやすかったし、しこ名の漢字自体が見事なデザイン。
上位陣は車で別の入り口から入られてしまうので見ることはできないのだけど、
それでも、幕内力士を20人以上は見れたのではないかと。
入り待ちを堪能した後、3時くらいに飲み物とおやつを買って
(夫は当然酒とつまみ。わたしはコーヒーとたい焼き)
幕内力士の土俵入りと横綱土俵入りに合わせて再び席へ。
取組も、そこは本当に勝ち負けのルールがシンプルな相撲だけあって、
解説はなくとも見てるだけでわかるし、楽しい。
さくさく進んで無駄がないし、むしろ、あれだけムダのない進行の中、TV中継では過去の映像や
インタビューを挟んでいるというのが凄いなぁと。
そして、なにが驚いたって、外国人のお客さんの多さですよ。
2階席だったせいもあるのかもですが、まわりを見回すと、三分の一くらいは明らかに欧米の方々。
アジア系の方は見分けがつかないので、もっと多かったかも。
なので、売店の売り子さんたちはもちろん、案内係も警備員も少なくとも英語ではまったく問題なく
軽妙に応対していて、国技館の国際化おそるべし! と、敬服したのでした。
お相撲観戦、楽しいです!
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