2014年08月28日(木) |
二回目鑑賞前の覚え書き |
昨日、メディア関係者向けに「伝説の最期編」の試写会が行われたのですね。
荘ちゃんのつぶやきで期待は高まるばかりです。
うほー。たーのーしーみー。
その前に明日もう一度「京都大火編」観てきます。
ネットで感想を拾っていると、
見逃したり聞き逃したりしているところがいっぱいあることに気づきます。
新月村での剣心の大立ち回りとか、逆刃刀を叩き折られる対宗次郎戦とかは、
テレビの番宣で何度も観たので注目ポイントはだいぶ確認できたのですが、
それ以外は全然です。
1回観ただけじゃ、目の前をひゅんっ!と通り過ぎた成田エクスプレス程度の認識。
(最寄り駅は各駅も快速もNEXも同じホームを通過するのだ)
剣心の刀を盗んだ操とのコミカルな攻防、脅威の68歳(撮影当時)の翁vs.蒼紫、刀狩の張vs.剣心。
2回目でも、まるっきり初見なくらい新鮮に見れる自信がありますわ。
あまり覚えてないけど左之助も蒼紫と戦ってたっけ。ほぼやられっぱなしだったっけ。
操ちゃんの「御庭番式拳法」も凄かった。もも@「花子とアン」と同じ人だなんて、言われなきゃ誰も気づかない。
言われても、わたしにはいまだに同じ人には見えない。
わたしの動体視力で動きを把握できるのは、薫の薙刀くらいですよ。
いや、薫ちゃんもがんばってるけどさ、
そこは実戦とは縁がなかった「町道場の師範代風情」の振るう薙刀だからさ、
素人の目にも実にわかりやすい。
わかりやすいってだけで、見ごたえがあるわけでも面白いわけでもないのだけど。
でも、薫に求められてるのはそこじゃないしね。
2回目は、動き以外にも、風景や衣装もちゃんと観たいですな。
十本刀それぞれの、個性的すぎる派手な衣装もいいし、御庭番衆のお揃いの戦闘服もいい。
剣心の着物も、京都大火の夜の白っぽい着物以外はあまり気にしてなかったのだけど、
実は剣心の心情の変化とシンクロしていて、かつての人斬りに戻りそうになるにつれ、
着物も抜刀斎の頃の色合いに近づけていったのだそう。細かいわー。
最後の白っぽい着物は、パンフによると大友監督のオーダーで、
「贖罪を背負い戦う剣心」の姿を表現したのですって。
個人的には、あの白っぽい着物の剣心がすごく好き。
「贖罪」の気持ちが込められているとは全く気づきませんでしたが、というか、
剣心が贖罪の気持ちを忘れたことはないだろうと思うのですが、
剣心が纏う白には、無私、孤高、様々な覚悟、決して消えることのない悲しみ、
そしてそのすべてを支える、剣心の奥深くにある無垢な清らかさの象徴のように思えるので。
志々雄の包帯ぐるぐるも同じ白なのだけど、あの白からはそういうものは一切感じられませんね。
その中身は燃えさかる恨みばかりなのでしょうな。
あとはね、佐藤直紀さんの音楽ですよ!
「龍馬伝」の音楽が大好きで、その時に佐藤直紀さんのお名前を覚えました。
るろうの前作の音楽も素晴らしかった。
その場面やその人の「気」を、本当に的確に表現しているように聞こえました。
前作で個人的に面白かったのは、「龍馬伝」の時の弥太郎のテーマ音楽と、観柳のテーマ曲が、
その役のイメージにどハマリなところ。どちらも香川照之さんってとこがね。
香川さん演じる弥太郎にしろ観柳にしろ、役の醸し出す雰囲気が本当にあの音楽のまんま。
いくら絶賛してもしきれませぬ。
実は「京都大火編」の音楽は、ほとんど覚えておりません。
ワンオクの主題歌は最後にゆっくり聴けるけど、
本編中の音楽は、どうしても目に神経を集中してしまっているので、
1回観ただけではよく覚えていないのです。
今回は新たな登場人物がいっぱいいるし、
当然、それぞれにふさわしい新しい音楽が聞こえていたと思うので、
明日は耳の方にも気をまわさねば。
張との戦いの時の音楽がめっちゃカッコいいという感想も目にしたぞ。がんばれわたしの耳!
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