曖昧が悪いなんて 誰が言った? わからないなら誤魔化せばいい 知らないフリして 流せばいい 戸惑うあなたを 放置して
あたしは一人 先を歩く
必死になって付いて来るのか 素知らぬを演じきって 違う道を行くのなら それもまた 一興かも
手の上で踊っているなんて そう あたしらしくもない 気づかないフリなんて いつもの事 わからないフリなんて 当たり前だったくせに
そう ひょっとしたら 狼が獲物を見つけたように あたしは見つけてしまったのかもしれない あなたの本当の顔を
あたしの本当の顔を
仮面の下で ふたり 踊り続けていた 螺旋階段 昇っていたのか 堕ちていったのか わからぬまま ずっと今まで
演じ続けていた そう
役者としては あたしが上だよ
知らないフリを 続けて隠して
君が真実を見つけた頃には
後戻りが出来ないようにこの手に縛り付けてあげる
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