櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2006年02月22日(水) 武闘派宣言

“怒髪天”。


と言うパンクバンドがある。


Voの増子さんと言う方が、ある時、ギタリストがライブなどでよくやる、


キュィィィーーーン!



と言うのがしたくなって、フライングVを購入した。


ちなみに氏のギター歴はゼロである。


で、ギターを握ってみると、指は五本しかないのに、弦が六本ある事に気付き、ペグごと弦を一本引っこ抜いてみた。


するとヘッドにペグの穴が開いたので、キーホルダーをぶら下げているんだ。


と言う話しを聞いた。


思わず納得してしまった。


むしろ、共感してしまったと言うほうが正しい。


僕がギターで曲を書くとき、指は二本しか使わない。


マイナーコードと、メジャーコードの区別がイマイチわからんのだ。


と言うか、ギタリストの皆さんは、あんなに早いコードチェンジを、さらりと事も無げによく出来るもんだと関心している。


ドグマ散ルのギタリスト二人は、


『ぴろぴろ担当』が華秀くんで、


『ジャカジャカ担当』が、ゆっキーだ。


スタジオで二人が、コードがどうたら機材がどうたらの話しになると、僕はひたすらお茶を啜りながらタバコをふかしている。


基本的に曲は全部櫻が書いているのだが、コードを付けたり、アレンジを考えるのはメンバーに任せきりだ。


アレンジに関しては、唄が入らないなど以外は、あまりクチを出さない。


つか、出せない。


つか、何を言っていうのかよく解らんのだ。


ダ〜〜〜〜〜〜〜〜ッと理論を展開されても、「ハイ」しか言わない。


それがスマートに曲を完成させる近道だと最近気付いた。


曲のイメージを、最初に言葉で伝える。


ゴッゴッ!みたいな。とか、


バガチャァァァァン!!みたいなとか、そんなキーワードを元に、全員がアレンジするのだ。


メロディラインに付けるコードはコレとこれとコレとアレのどれがいい?


と聞かれると、「アレ」とか、「コッチ」で答える。


まかり間違っても、Gマイナーセブンイレブンみたいな単語は知らない。


ギタリストはエラいな。


と思う。


ギタリストとはテニスプレイヤーに近い感覚なのかもしれない。


僕は学生の頃、ずっと剣道を嗜んできた。


武道は理論ではない。


精神論だ。


「歌」を歌うと言う事は、もちろん理論があって、科学的な発声の根拠もあるのだが、最後は「気合」だ。


ライブで暴れさくり、声も枯れ、息が切れても、最後の歌詞まで歌い切るのは「気合」だ。


浜口親子みたいなものだ。


と思っている。


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sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

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