櫻の!日常カルテドグマ塾!!

2006年03月19日(日) 鳴らない電話

こないだ、Diorのショップの前を通りかかった。


店内入り口に、身の丈180cmの細身でオールバックにスーツのかなり男前な男性が、微動だにせず、立っていらっしゃった。



ポーターと言う職業だ。


…、僕には無理だ、まちがいなく。


立っているだけなのだ。


無駄話もできん。


ケータイ眺める事もできん。


タバコもすえん。


まして、昼寝もできん。


そして、お客様にはスマートに、簡潔にお答えして、スッと身をひかなければならない。


多分僕なら、話し込んで、いらん事まで言うてしまって八百屋のオッサン状態になる事まちがいない。


だって、孤独なんだもん…


きっと高級ブランドショップのポーター、それなりの学歴や職歴をお持ちである事は想像にかたくない。


語学もそこそこ出来て、社会常識もマスター済み。


んで一日ひたすら直立。


ご苦労様です。


僕は昔、高級イタリアンのお店でギャルソンをしていた事があるが、一年で辞めた。


そこそこ向いていたと思うし、実際、あっと言う間にポジションも責任も上がっていった。


しかし、


“待つ”


事が出来ない僕には、お客が入ってくるまでピシッと立っている事が出来なくて、辞めた。


スーパーマリオが苦手だ。


テクはあるのだが、足場が近づいてくるのを待つ、クリボーが逃げていくのを待つ、ジャンプのタイミングを待つ、クッパ大王が飛び上がるのを待つ…


無理だ…


きっと性格がせっかちなんだと思う。


ライブの時、ステージの上で毎回思うことなんだが、ポケッと立って歌っていると、なんだか歌っている気がしないのである。


なので、気が済むくらい動き回ると、ぜーはー言うのである。



はやくライブがしたい。



もうすぐセッションだ。



モナ・リザ・オーバードライブ。



う〜〜ん、かっチョいいユニット名やんかいさ!!


 < 過去  INDEX  未来 >


sakura [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加