ありさかニキ
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2004年11月03日(水) 私とおねえちゃん。


うーわ。
しくったーーーーーーーーーーーーーーー。



あれほど先走らないって決めたのに。あれほどあーさが残るならわたしも残ろうって決めたのに。あれほどあれほどあれほど。
…あれほど、あーさと、これ以上距離を取らないって決めたのに。
はー。ゆううつだー。
今日もサークルだったんですね。練習は6時からだったんだけど、11月の代替え合宿から新しく幹部になるわたしたち2年生で、なんとこの休日に昼の1時から学校に集まって幹部会ですよ幹部会。ていうかわたしほんとに辞める気あんのかって話ですが(でも遅刻していったけど)
で…そうなんですよ、11月の合宿で、実質3年生が引退してしまうんですね。だから今日が3年生最後の練習の日。最後の練習。そして最後の練習後のゴハン。(ってゆっても引退しても普通に来てていいしむしろみんなアタリマエのように来てはいるのですが)
昨日のニキで「次の日に学校がある日はあーさは帰る」みたいな話をした直後だったんで、ほんとうに…いや、迷ったんですよ。明日は木曜日。学校。だし。でも3年生は今日で最後だし。あーさは3年と結構仲良いし。帰るかなー帰らないかなー。
今となってはあの時、あーさと仲の良いモリに「お前は残るの?」って聞かれた時、「モリたちはどうするの?」って本当に聞き返しておくべきでした。マジ後悔。俺たちは残るよってその一言を聞いてればきっとわたしは残ったのに。でも聞く前に別の用事で友達に呼びかけられちゃって、結局なあなあで…わたしは帰宅。賭けだったんだけど、やっぱりというかなんていうか…あーさは残りで。

あー。

練習中のわたしたちはなんていうか本当に呆れるくらい話さない。
今日だって結局話しかけられた事といえば遅れてきたわたしにみんなが「なんだよまた寝坊カヨー」ってからかってるとき、それに便乗してあーさが笑いながら「なんだよ化粧はしてんのカヨー」…うん。そのくらいだ。あとはわたしが相変わらず気になってあーさを見続けている間ぱちぱちと断片的に目が合ったくらい(でもすぐわたし逸らしちゃうけど。)
最近なんだか飲み会でもまるでしゃべれる自信がなくなってきました。サークルにいるときのわたしはあーさも好きだけどあーさが好きだからこそ「友達と仲良くたわむれるわたしのイメージ」というのを彼に定着させたいというか…いや、友達は友達でスゴク好きではあるんだけど、同じくらい彼女たちのことをなんかミエというかイジというかそんな感じで使ってしまって…使ってしまっているような感じの部分があったりなかったりもするような感じのあれで………うん。
いや、あれ、でもそういうのナイですか?
好きな人にはやっぱり自分のイイ部分っていうか…たとえば普通に友達がいて、その中で普通に自分を確立できて、アナタがいなくてもわたしはこんなに楽しくやれてますみたいなことをアピりたいというか…こんなにたくさん友達がいて、こんなに仲良くみんなと遊べるのよわたし、みたいな。
けどまあ実際それをやればやるほど、やった後にその行為の虚しさに気付いて余計に悲しくなったりならなかったり。

…。






わたしのお姉ちゃんはわたしの2コ上の国立大の4年生(実は頭イイ。
小さい頃から本当に仲は良かったのですが、その裏で喧嘩の数もハンパなく、お姉ちゃんがやることは私はやらないとか、私がやったことはお姉ちゃんはしないとか、そういう、近かったからこその意地というか、相手と反対の事をすることで自分を創っていくというようなことが昔からありまして。
で。
今では晴れて趣味・性格・好みもろもろを通して見て何の接点もないような他人姉妹ではあるのですが、それでもわたしたちは相変わらず仲良くて。写真で見ると実はパパでさえ見分けがつかないくらいに超似ていたり、テレビを見たりママと話したりしているとかなりの頻度で異口同音につっこんだりって、そんな感じで。姉妹というよりはなんだか双子みたいな感じかなあというのが同じ目線から見て感じるわたしの感想ですが。

理想の男の終着点がパパなら、理想の女の終着点は、わたしにとって、きっとおねえちゃんなんだと思います。


モエとかキャラとか総動員して「いやーんなんとかちゃんチョーかわいいーん」とかよく言う人いるしわたしも現にそういうことよく言いますけど、本当に心の底から損得の利益もキャラも抜きにして、本当に純粋に恋する乙女をむちゃくちゃ可愛いと思ったことは2回しかないです。
そしてそのうちの一人がお姉ちゃん。
うちはきょうだいでよく恋バナとかをする方です。初カレ、初かの、初チュー、果ては初エッチまでも、なんだかいつの間にか報告してアタリマエみたいな空気になっていて。純粋に家族の前では素のままの自分だし、結局どこも飾らなくていいから、一番相談しやすい相手だと思うんですよね。

で。

昨日、バイトから帰ってフロに入り、ニキを書き終えてもういい加減寝るかなーという時にお姉ちゃんがバイトから帰ってきて、で…夜中の3時まで一緒に話をしていました。
前述の通りわたしとお姉ちゃんは本当に正反対の性格で。わたしの恋愛事情ってなんか雑多というか、自分から告ったり相手から告られたり、短期的で積極的で、…でも本当に好きな人とは結ばれなくて(どんなやねん私)。反対にお姉ちゃんの方はものすごい長期的で消極的。あの人自分から告白なんて絶対にしないし、一人付き合うとものすごい長いし。
そんなわたしたちは最近熱烈に片思い中で。
わたしは人生で2度目に心の底から本気で恋をしているサークルのカレに、人生で2度目になるあの失恋の痛手をこうむることを極端に恐れて、慎重で、臆病で、自分からは何も出来ない、そんな感じになりつつあって。
お姉ちゃんは少し前からバイト先の店長のことが大好きで。2年と少し付き合っていた当時のカレとも一思いに別れて、ずっとその店長を一途に思い続けて。
でもはっきりいって店内恋愛タブーのバイト先で、しかも相手はもう29になる店長で、仕事とプライベートをかなり割り切るクールな人で、十中八九彼女がいて、わたしがあーさの話をしたらお姉ちゃんは「あんた以上にわたし見込みナイよ」って、そう言っていて。
そんな感じだったから、絶対にお姉ちゃんの恋、ただ見つめるだけで終わってしまうものだと思ってたんですね。なにせ自分から何もすることがない人だからね。
と思っていたんだけど。

どうやら11月1日。記念すべきお姉ちゃんの22歳の誕生日に。

バイト上がりになんと店長に告白したそうなんです。そしてさらに結果は惨敗。店長にはやっぱり彼女さんがいて、しかも半分同棲?みたいな感じらしくて。
それにしてもよく告白できたね、って感心したら、それでも「ちょっと話があるんですけど…」って言ってから軽く一時間は最強に気まずい沈黙を流していたとか、その間にまだ何も言ってないのにすごい泣けちゃってどうしようもなかったとか…、それを聞いて本当に大変な革命だったんだなあってつくづく感心せざるをえなくて。
真剣なお姉ちゃんの想いに、店長も誠心誠意で答えてくれて、それでもうおねえちゃんは満足って。当分このスキだった気持ちは消せないけど、いつかまた新しく好きな人ができるまで頑張れそうって、なんか、妙にふっきれていて。


その話を聞いて、なんかわたしは、本当にせつなくなってしまって。


そもそも弾丸のように当たって砕けるのはわたしの専売特許だったハズで。こんなに大好きなお姉ちゃんがどうしてこんなに辛い思いしてるんだろうって思ったら、そう考えたら、なんだかフラれることを恐れていつまでたってもぐずぐずしているわたしが、なんだか本当に申し訳なくなってしまって。
あーさの事は本当に好きで…以前のようにフラれたらフラれたでまた次の男見つければいいじゃんとか、わたしの中ではすでにもうそんなレベルではなくなってしまってて。告白してフラれて、そこで終わってしまうなんて考えられないわけですよ。とにかく、何がどうあっても本当に彼が欲しいのね。
と思って、わたしはずっと、告白できないわけだったんだけど…。
でもお姉ちゃんの話を聞いて、なんか…もしかしたら今までのわたしはとっても暗闇の中に一方通行で、全然まわりが見えていなかったのかもしれないって、そう思って。うーん何て言ったらいいのかよくわからないけど、なんかでもようするに、今まで一度も告白という手段を考えたこともないようなお姉ちゃんが、自分から告白してフラれた、って…その事実がたぶんとっても衝撃的だったんですね。
スキだからフラれたくないっていうのは、普通で、当然の心理で。お姉ちゃんだってフラれたくて店長に告白したわけじゃないし、万に一つの可能性だって知っててもそれでも店長さんが大好きで、大好きで…だと思うんですよね。それでも、たぶん、そこまで大好きだったら、逆に言わなくちゃいけないんだろうなって、本当にそう思います。


今のわたしは何をしてるんだろうって。
大好き大好きって言うばかりで、実際に会ったら緊張しちゃって本当に何もしゃべれなくなっちゃうし、一緒にいれるように変な画策ばっかりして空回りするし、見栄はって友達と一緒にいまくってたら肝心のあーさはどっか行っちゃうし、ここ最近なんだかまともに目見てもないし…。
なんだかこんなにうまくいかない片思いって中学の時以来で、本当に何やってるんだろうって。こんな要領悪くちゃ叶うものも叶わないよ。ほんと応用力ないっていうかさ。ないっていうかさ。




何が言いたいかって、なんだか物凄く告白したくなってきたのです。






…告白するのとしないのと、どっちがいいんだろう。







本当に、ふられても諦めつかないんじゃないかってくらい、あーさの事真剣にスキなんだけどなあ。
振り返ってみればわたしは本当にまるでうまくいきそうもない相手にこそいように本気で恋してしまう癖があります。叶う確率が低ければ低いほど気持ちは大きくなってくばっかりで。人生アマ色とはよく言いますが(ひとりで言っているだけですが)、りぶちゃんのニキに因果応報な内容のことがちらっと書かれていて、きっと甘色甘色ゆってるわたしは人生のどっかでアマくないことやってんじゃないかって、そう言われて。
――本当にその通りだと思うわけです。
普段の生活はそりゃもうアマいことばかりなわたしだけど、こと恋愛面になるとそのしわ寄せがカナリ来ていて、もう何やってもうまくいかないし、いいことない。

もう。
つまんない。


片思いって楽しい嬉しいことばっかってよく言うけど、わたしにとっては本当に逆で。しかも相手のことを本気で好きになればなるほど、毎日拷問みたいな辛さですよ。岩でも乗っかってんじゃないかってくらい心は重いし、このやろう誰か握りつぶす気かってくらい胸は痛むし、特にわたしの場合ってもともと一喜一憂の激しい性格してるから、本当にもう、冗談抜きで疲れますよね、毎日に。



…むん。
なんだかわりと救えないニキですが最近はマジでひとりツッコミで無理矢理救えるだけの心の余裕もないというか(重症)それ以前にもう本当にゼミ発表の準備はしなくちゃいけないし小説だって書きたいしサークルのことも考えなくちゃいけないし。










もう寝よ。。。


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