針の穴に通された光
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2005年09月18日(日) PCセットアップ事情

およそ6年前、初めてPCを自作したのであるが
自作というよりパーツの交換であった。
CPUをパワーアップしたり、HDDを増設したり、
グラフィックボードを交換したり、である。
これらの作業は相性が悪いとまったくもって使えなかったりして
頭を悩ませるものであった。
当時のPCの値段は30万近かったから、「丸ごと作り直す」なんて
ことはできないし、パーツの交換にしても「その前にBIOSを
いじってなんとかパワーアップできないか」と日々悩んだものである。
そうしているうちにPCの知識が深まり、今現在役に立っている。

さて。

ところが、最近の自作事情はだいぶ異なる。
まずパーツの交換が容易にできなくなった。
いざパワーアップしようと思い、パーツを買ってきても
規格が違うから載せられなかったり、十分なパフォーマンスが
得られない。下駄をはかせることも、そう簡単にはできない。
「従来の規格のままでは、現在の要求には追いつかない」のである。
今は世代交代があまりにも激しい。

しかし、だ。
今のPCは相当なパフォーマンスがあるから、まず困らない。
いじろうと思わない。
PCを開けてあちらこちら触る人は確実に減ったろう。
だから今買ったPCは、中身を替えることはまず無いだろう。
もし、替えるのならば旬のパーツ同士で組まないといけない。
前のPCのパーツを流用して・・・なんてことをやってると
どこかで不具合が出てしまうのである。

そんな中、いろいろといじりたい派の私はどうしたかというと、
「市販のマシンを凌駕しつつオリジナルマシンを組もう。」である。

はっきり言って、市販のマシンはダサイ。
「良い人には良いだろう」なケース、マルチなパフォーマンス、
セットすぎ。
組み合わせが悪いとしかいいようがない。
私も会社員。これら市販のマシンが何故そうなるかはなんとなく分かる。
大人の事情なのだろう。

そしてオリジナルマシンの完成。
星野金属、久々に力作を出したなっ、という思い。

出来たマシンははっきり言って自己満足のマシンだ。
見た目も悪いかもしれない。パフォーマンスもおかしいかもしれない。
だけど、だからこそ愛着が湧く。
そんな一台を作る喜びは、自作派なら分かってくれるだろう。

それにしても。
かつて、パーツを流用して無駄なくリサイクルして組んでた
時代が懐かしい。


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