ことばとこたまてばこ
DiaryINDEXpastwill


2004年11月21日(日) 日本

野良犬のしっぽを千切り取り、蛸の頭をひっぱたいて墨絞り出してお習字。
和紙にさらさらと書いた言葉。

「この森にて珍日本を感じ、巣の上に昇りつめて、音のない肌なめらか」

ほほ、おばかさん。
そうではないのだよ。
姉。

「ここ日本がオーロラの彼方に、雪白の犬にフクロウが、晩酌を楽しんでいた」

はは、どたわけさん。
そうでないのでがんす。
西郷どん。

「コマネチと叫ぶ若人と日本首都東京代理店長が、人体解剖模型の内部で鳴動して」

くく、どあほうさん。
そうでないのよさ。
マダム。

「日本の美、有終の美、くおんの美、おんおん美々美々美々ん」

たは、こわっぱさん。
そうでなくてさ。
カエルの王様。

「色鮮やかに、赤、白、ゲーム、目眩く光明」

くわ、ぼんさん。
そうではないのであって。
飛脚。

「富士山にハサミ入れて、ジョキジョキシャギー入れて」

最後には「現代日本表現には実に理不尽な言葉がよく映えることよね」と満場一致でチャンチャンどっとはらい。


陽 |HomePage

My追加