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2005年04月30日(土) 金魚のGW。


どこへも出掛けなくても、する事がない訳でもないので それなりに慌しい
GWが始まった。初日のメインディッシュ金魚水槽の大掃除だよ、ああ生臭い。

大型和金ガンちゃんが彼岸に死亡してから、我が家の金魚の総数は4匹になった。
産卵攻撃と水濁りに、心底嫌気が差したので 真剣にオスメスを分ける作戦に出た。
ここまでが雪のある間のお話でした。

10日ほど前に、が生まれた。ベイと呼ばれる朱文金ポンポンと言う名の小赤
(金魚すくいで沢山泳いでいるやつ)のいる水槽だ。臭い防止に竹炭が網に
入った物を入れておいたのだが、卵はこれにびっしりと産み付けられていた。

このうちの、どちらかはメスなのだ。それはもう間違いないのだ。
じゃあ、どちらがメスなのだ?オス同士だと信じて分けたのにっ。

水槽内バランスが悪くなるので、メス3オス1と言うのは勘弁して欲しい。
強くそう願っていた事が、私の目を鈍らせたのか。
とにかく竹炭は 網に産卵されたら卵が取れなくて始末に困るので、入れない事に
して、昨日の大掃除まで様子見をしていた。

小さな金魚は水質の変化にたいそう敏感であるらしいが、うちの大型連中
むしろ時折、たっぷりと底まで掃除して貰えるのも嫌いでは無いようだ。
それが証拠に、今日ピカピカの水槽に たっぷり卵が産まれてました(泣)
「メスはどっちだっ」 私は逆上した。
ふと隣りの水槽を見ると、・・・・・・こっちにも卵が!両方に卵がっ!
「うわあん」

「ええと、シンゴガンちゃんベイで卵が生まれて、ポンポンチンコロで卵が」
「あんた、ちょっとそれ紙に書きなさい。書かないとまた間違うから」と母。
「これはあれだね。順列組み合わせ?」
それにしても金魚ってこんなにしょっちゅう卵を産む物なのか。

紙に書き、検討を重ねた結果、根本から性別を間違われていた金魚がいる事が判った。
ずっとオスだと思われていた小赤のポンポンがいる場所に必ず卵が発生
するので そう考えられていたのだが、そもそも自分で生んでいるなら卵があって
当たり前。それなら何ゆえ、これまでポンポンはオスと決め付けられて来たの
だろう。それはこの金魚がとても男らしい印象のある金魚だったからだ。
顔が元政治家の○中さんに似ていると言う事もあった。
「判った!ポンポンはメスだ」メモ紙を前に私は膝を打つ。
「となると、もう片方の水槽ではチンコロがオスと言う事になるね。ポンポン
チンコロで卵が産まれた時、産んだのはポンポンだったんだ!」
コナン君みたいに指差しで断定する私。ずっと見ていた息子が一言
ポンポンは悪くないぞ!」 と言った。別に悪いとまでは言ってないけど。

ささ、入れ替え入れ替え。暴れる金魚をほとんど手掴みで移動する。
新しい組み合わせは小赤のポンポン、シンゴと ヒレが美しいベイチンコロ
「これで今度こそ、卵も水濁りも無くなるはずだ。無くならんと困る」

すると、シンゴポンポンを追い回し始めた。お尻の辺りを頻りに突付いている。
「・・・・・・」
何時まで経っても止めないので、不安になる。

「・・・ねえ。シンゴちゃんって一度もオスだと思われた事 無かったよね」

それは彼女のいる方に、いつも必ず卵が発生するからなのだが・・・。
そして何よりシンゴの身体が小さく、どこか控えめで 乱暴では無かったから。
「・・・人間でもさあ」 何でも人間から始めてしまうのもどうかと思うが
人間でも確かに小柄で大人しい男性はいます。
「ちょっと、聞いてみたら」
無言の金魚を目の前に、あながち冗談とは思えない口調で母が言った。
ガンちゃんが死んでいる時も 死んでいるのを知らないで話し掛けていた人なので
少しは本気も混じっているのか。
「・・・・・・シンゴちゃん、あんた本当は男の子なの?」
一応声に出して聞いてみたが、金魚が返事をするはずも無く、変わらずポンポン
追い回すだけだ。

縄張りに入って来られて怒った金魚も、一時的にこの行動を起こすらしいので
多分そっちだと思うのだけど、これで卵が生まれたらシンゴちゃんは身体が
小さく普段は温厚な男の子
だと言う事になる。










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